第6話 意識が弱くなる

人工で作られた建物の中で、テレビを見る

ある意味、仮想現実が頭の中で起きている

様々なチャンネルを我々に提供しているが、

むなしさ、せつなさ、やりきれなさ

テレビは、現実を映し、それを見せてリアリティを提供している

視ている側は、目を刺激して、頭で現実を作り、己の感情を入れて視る

それが、恣意的な思いを織り込ませ、感情を操作することもできる

ドラマ、アニメ、どっきり企画など、編集できる

なにかリアルな感覚を掴むことが弱くなっているのではないか

都会にも樹や芝生や土もある

しかし、それらは作られたものである

土からの匂い、虫の躍動、植物の変化

変化を感じることが、この人工的なところでは弱くなっている。

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