第15話 信仰心の修練

 信仰心の修練、いかなるハイプリーストも知っていた死を超える瞬間、最高位は全員が知ってる神はいると。

 黒騎士全員が知ってる邪悪な暗黒騎士の技を二つ知ってる邪悪を。

 聖騎士全員が知ってる、聖騎士の技、この自己犠牲を解いた意味を。

 聖者全員が知ってる、味方全員に希望を託した瞬間を。

 様々な一人前は知ってる、あの瞬間の奇跡を。

 軍を斬る技、1000人の名前当て。

 一人前と見習いは違うと知ってる。

 武の厳格、神聖、この瞬間、瞬間を刻んだ沢山の見習い達。

 本物の一撃は体が浮く、地面に着地した時、言い訳を認めない瞬間、耐える、踏ん張る、この二つが奇跡だと知ってる。

 猛毒を飲み、解毒剤を飲んだ、命を賭ける瞬間を超える奇跡を知ってる。

 殴り返す奇跡、この信仰心を唱える時に叶える奇跡を知ってる。

 見習い達が並べた呪詛、一人前が並べた感謝。

 盾持ち聖騎士、防御の神、どんな力も防ぐ勇者、身代わりの技、攻撃が通じないと様々が知った。

 大暗黒剣の黒騎士、命を半分、更に半分、この一撃を食らった側が壊滅した。

 様々な最後の修練、神に祈れ!と入る拳、屈強なドワーフの戦士見習いが浮く、空中で泡を吐いて寝た。

 最強の不敗、神を拳に越えた戦士の技、見習い達が並べた呪詛、一人前が並べた感謝。

 姫の最後の修練。

 シュリア

 「お姫様か、これな性格が分かる、笑顔を絶やさない、ああどんな最後でもな」

 無理と首を左右、王妃は許さない。

 シュリア

 「お姫様は笑顔、これでいい、戦場でも笑顔、処刑の罪人に笑顔、死ぬ病人に笑顔、どこまでも簡単だろ?」

 左右の姫、認めない王妃。

 シュリア

 「笑顔をいかなる時も絶やさない、これが最高の慈悲だ」

 震えた瞬間、最後の修練、絶やさない笑顔。

 シュリア

 「できない、当たり前、だが一国の姫の価値は笑顔だ、美貌なんて、バカみたいに当たり前だ、簡単すぎる」

 最後の修練、見習い、一人前の違いしかない。

 シュリア

 「わかったろ、笑うしかないんだ、姫はそれしか価値はない、他はないんだ、後は王妃しかない」

 絶やさない笑顔、最後の修練。

 シュリア

 「お姫様って笑顔だけ、悪いけど、絶やさない笑顔しかない、当たり前だけど、笑顔があれば慈悲だわな、他はないしさ」

 一番厳しい最後の修練、難しい中でも絶やさない笑顔を維持する、王妃も理解の範囲。

 どんな言い訳も許さない神聖な儀式、厳しいから逃げた沢山。

 圧倒的な修練を重ねた千体を斬る軍神の技、この案山子に甲冑が全部置かれた。

 シュリア

 「戦場じゃあ、防具があるだぜ、暇じゃないだ」

 千体の甲冑斬り、最難関の極み。

 最後の修練、厳しいから逃げた沢山。

 










 





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