自分という人間
みんみん
生きづらさの元凶
男になりたいと思うのは、間違いなのか。いやはや、男だって大変だと聞く。確かに、「男らしくしなさい」と、母親が自分の子どもに対して叱る行為をドラマなどで見かけるが、それは常識なのか。
自分はそうは思わない。自分自身、女性という性別に納得はしていない。なぜ、人間は性別を二分化されているのかすら理解できていない。今は仕方なく生きているが、無理やり納得するしかほかなかった。選択肢何て最初から存在しなかった。大学に入るまでは。
生きづらさを覚え始めたのは、小学校に入った後ぐらいか?あいまいだが自分は女であると自覚させられたあたりだと思う。男子と遊んでいると周りの女子から冷たい目で見られていた。それだけは肌で感じていた。そして男子からも冷たく当たられた。体格的にも男女で異なるみたいで、遊ぶのに自分は邪魔みたいで、いじめられるようになった。小学校から自分の居場所はクラスからなくなったのだ。
家庭では、兄が二人いる。兄のおさがりが欲しかった。兄弟でおさがりというものはあこがれだった。しかし、「女の子だから。」とお決まりのセリフでそのあこがれの体験は一蹴された。ポ〇モンや仮〇ライダーとかキャラクターがプリントされているのを着るのが楽しみだったのに。母に隠れて着ていたら、いつの間にか処分されていた。悲しい。なぜ自分だけ女に生まれたのだろうか。だけど、男に生まれたとしても自分は、「女が良かったなぁ」とか言うんだろうな。と考え、「今のままでいいや」と思った。
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