6-5
期末考査が終わった時、久々にゆっくりと久美と駅前のカフェに行って話をしていた。
「サダ ごめんな 前 心配かけて」
「べつにええよー でも あんまり男に・・・」
「サダが言いたいことはわかってる けどなー ずるずるとな ウチ アホやからあの人に抱かれてるとな、全部忘れられて、ええ気持ちなんやー」
「そうなんかー? ウチ わからんけどなー」
「サダやって そのうち そーなるってー」
「あのさー 久美 もう進学はせーへんのん?」
「ウン やっぱり 勉強できひんしなー 就職する 多分 同棲するかも」
「そうかー でもなー あと半年 あんまりハメはずさんときなー 子供出来てしもたとか」
「ふっ 言うのう サダもー ウン 気ーつけてる そっちのほうは 絶対に、ウチから被せていくねん」
「被せるってー? アレのことか?」
「そうやー 避妊はしっかりしてる 男任せやとええ加減やからな ウチな 初めてのときは、なんとなくやられてしもたんやけどな それからは、いろいろと調べてな どんなふうにしたらええんかとか どうやったら男が喜ぶんやろーとかな ウチ 学校の勉強はあかんけど、そっちのほうは自信あるでー サダ 教えたろかー」
「ええよー 久美ったら 会うと そんな話 ばっかー ウチ おかしーなるわー ウチやってー女の子やでー それに経験ないんやでー」
「そやから 教えてるんやー」
「もう ええってー やめて あのさー 2年の子等にも そんな話 してんのん?」
「うん 聞かれるからな でも あいつ等 まだ 経験ないでー 安心してー」
「そう でも けしかけないでよ」
「うふっ わかってる ウチとちがって 男が近づかんよーにしてるから」
「お願いね 久美 ウチはあんまり一緒に遊ばれへんから」
「わかってるって ちゃんと大学行ってよね 十和姉さんみたいに」
「ウン 頑張る 久美 だけど、ずーと 仲間だよ」
「ガッテン サダ姉さん」
「そやから 姉さんはやめてって ゆうてるヤン」
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