3-7
その後、私は大変なことになったと焦っていた。大学受験のことなんて考えてもいなかったから・・どうしていいのかー。
私は、相談するので、茜姉さんと会っていた。彼女は京都の有名女子大に進んでいたから、勉強の方法とか聞くつもりだった。
「姉さん ご無沙汰してます」
「サダ 姉さんはよしてよー どう? 元気そうね」
「ええ あかねさん きれい! すごく 大人感じる」
「そんなことないわよ 周りにつられてね 今日は何? 相談って グループのこと?」
「いえ あのー ウチ 大学行きたいんで・・どう勉強したらいいんかなーって」
「あっ そうなの 別に、学校の授業しっかりやっていればいいんじゃぁない」
「あのね 笑わないでくださいね ・・・京大」
「・・・京大って言ったのー ・・・ 国立の?」
「ウン ・・・一緒に行くって 約束した人 居るのー」
「へぇー まぁ 無理とは思わないけど・・ハードル高いわねー 約束って 彼?」
「ウン 小学校から好きだった人と・・」
「ふーん 初恋なんだー いいなぁー うらやましいけど 彼が京大かー・・・」
「でしょ? 無理だよね やっぱり 思うでしょー?」
「ううん サダなら きっと受かるよ 彼と一緒に行くんでシヨ? そーだなー 私より 十和に聞いたほうが参考になると思うよ あの子 教育大目指して勉強しているから 私の場合は受験科目少なかったしね」
「そうなんですか? 先生になるって言っていたけど・・」
「うん あの子 裏では、すごく勉強していて、成績も良いらしいのよ それに、私等の前ではバカ言っているけど、考え方もしっかりしているわ きっとサダになら ちゃんと教えてくれるわよ」
「わかりました 聞いてみます」
「ねぇ その彼と もう したの?」
「そんなー ウチら・・・ 手もつないだことないです」
「そう サダらしいわね 大学 頑張ってね サダなら きっと 受かるわよ あのね サダ 前向きにね なんにでも そーしたら、すべていいほうに転んでいくわよ サダなら絶対に出来るからね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます