第8話

夜11時に消灯になったから、女子の部屋で、ボクも寝ていた。

11:11ちょうどに、

「じゃあ、うちは先に、大阪の部屋に戻ってるからね~」

って、かえちゃんの声してきた。

「え~、もう帰っちゃうの~?かえちゃん」

「0時をまたげないのよっ」

「シンデレラみたいなんやねっ」

「そうなのよっ。じゃ、またね~、バイバ~イ。伊勢さんに、いろいろ報告しとくわっ。修学旅行、楽しんでね~」

「かえちゃん、ボクの側に、いっしょにいてくれたおかげで、めっちゃ楽しかったよ~、ありがとう~」

「うちも修学旅行あやめちゃんといっしょに過ごせて良かったよ~、ありがとう~、じゃあ、先に部屋に帰ってるからね~」

それから、かえちゃんの存在を全く感じなくなってしまったので、ボクは女子の部屋で、女子の友達といっしょに寝ることにした。


朝になって、昨日のお風呂で、背中に何か、柔らかいものを感じたのを思い出して、あれ、何だったんだろうか?女子の友達のおっぱいだったのかなあ~、誰か、女子の友達、ボクの背中に、おっぱいをこすりつけてくれてたのかなあ~って思った。

女子の友達といっしょに朝御飯を食べて、それから、バスと電車に乗って、大阪の中学に戻った。

帰りも、バスや電車の中で、ずっと女子の友達としゃべりながら、大阪に帰った。


大阪の家に戻った。

夜、裸になって、えっちな下着を着けて、えっちな格好をしながら寝ていたら、11:11ちょうどに、

「おかえり~、修学旅行、楽しかった~?」

っていう女の子の声、聴こえてきて、びっくりして飛び起きた。

「うわ~、しゃべれるの~?」

「そうなのよっ」

「やっぱり、女の子だったんだね~」

「うんっ。修学旅行、景色も良くて、料理も美味しかったみたいねっ」

「山々の風景、めっちゃ雄大で、美しかったよ。料理も、信州蕎麦とか美味しかった」

「良かったね~。うちも修学旅行の時、楽しかった」

「あっ、そうだ!名前は何て言うんですか?」

「かえですっ」

「かよちゃんですねっ、はじめまして」

「かえだよ~っ!香る絵と書いて香絵」

「香絵ちゃん、よろしくね~」

「もう、とっくに、よろしくしてあげてるわよっ」

「あっ、知ってます。毎晩、ボクを優しく抱きしめて愛撫してキスしてくれてること」

「知ってくれてて良かったわっ」

「あっ、そうだ!修学旅行のお土産のおまんじゅう食べますか?」

ボクは、善光寺のお土産屋さんで買った、おまんじゅうの箱を開けてみた。

「じゃあ、いただきますっ」

っていう香絵ちゃんの声と同時に、おまんじゅうの1個、包み紙だけになったから、ああ、食べてくれたんだなって思った。

「美味しいねっ。じゃ、0時になっちゃうから、これで今日はバイバ~イ。またね~」

「あっ、またね~」

それから香絵ちゃんは静かになったから、ボクは、ふとんにもぐりこんで、香絵ちゃんとのえっちを想像しながら、眠りについた。

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