第230話 人畜無害 -SIDE 女 《3-230》-1⃣

他の女とよろしくするのに邪魔だからって、知らない男の家に泊まれって言う元カレもだけど、了承しておいて、誘ってまであげた私に対し、お話しだけで何もしない彼を、

(つまんない奴)

って思った。


でも、こんな私さえ傷つけなかった彼だもの。

慕う人達と共に信者となり、教祖と崇められるのは彼だけ。




★☆★


新興宗教の黎明期とでもいいましょうか。


1節目は、大学1、2年生ぐらい。

2節目は、それから10年以上後でしょうね。


1節目で、主人公が『つまんない奴』と思っていますが、これは、“彼”自身にカリスマ性や魅力が無いという事でなく、主人公はまだ”元カレ”の事を好きなので、“彼”のそれに気づいていない。って感じですね。


あ。

宗教法人にするとか、そんな面倒臭そうな事も”彼”は何もしません。(そ-ゆーところも人畜無害)

そういった事は、“彼”に魅せられた信者が段取りをして、“彼”は神輿に乗せられたって感じです。


ただただ彼は、人も獣も傷つけないのですな。



う~ん。

別視点…書くか。




☆★☆


次のお題は〖一気飲み〗

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