第159話 雨の気配

鼻の奥がムズムズする。

灰色の雲が空を覆い、夕立の気配。


“愛されてる”アピールで、“可愛い”マウントとってきたアンタが悪いのよ。


「俺、実はずっと…」


シたいだけの嘘の通り雨か、本気のドシャ降りかは知らないけれど、アンタのカレシは、雨宿りをねだった私を部屋に入れ、私を口説いてきたけど?




★☆★


別に友達でもなく、勝手にライバル視してきてた子をウザったく思っていたので、その子のカレシを奪ってみた。

ってところでしょうか。



☆★☆


次のお題は〖深淵を覗く〗


とな!

あれだよね。

「あなたが深淵を覗けば、深淵もあなたを覗いてる」

ってヤツ。

あわわ。

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