第108話 デッサン

荷物を詰めたダンボールの一つを、アパートの三階の、明日まではまだ自分の部屋の窓辺に置いて腰かけ、開けた窓の正面に立つ電信柱に取り付けられた外灯の照らす道路を、クロッキー帳の最後のページにデッサンする。


些細な事で喧嘩別れしてしまった、君との思い出が始まった場所で、終止符を打つため。




★☆★


〖サヨナラの素描デッサン〗/

歌:ピカソ/作詞:森雪之丞


〖デッサン〗と言えば、と。

そこまで踏襲はしてないけど、イメージのとっかかりで。



"外灯の照らす道路"は、"君"に告白した場所とか、まぁ、そんな感じ。



☆★☆


次のお題は〖幸せ〗

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