第100話 カフェ

六郎君。

あの日、君に連れられて入店したこのカフェーで、初めて飲んだコォヒィは、それまで口にした事のない奇天烈な味に、噴き出してしまいそうになったものだが、この酸っぱいような苦味を、癖になるコクだと解り、「美味い」と感じるようになったのは、君と梅子夫人への恩讐と重なる所為だろうか。




★☆★


〖短編:豊玉楼【KAC2022】-⑦〗

https://kakuyomu.jp/works/16816927861692427393

の数年後。



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次のお題は〖金魚のフン〗

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