第073話 子供だまし ➀
「あなたの子よ」
そう言ってお腹を
いや。待て、待て。
そんな子供だましな嘘に、僕が騙されるとでも?
そりゃ、
別れてからならまだ2ヶ月だけど、
それ以前から、してないよね。
どう考えても、浮気相手との子供だろ。
バッグから取り出すスケジュール帳。
「ほら、この日…」
えっ?
したの? 僕。
★☆★
カノジョの浮気で2ヶ月前に別れたわけだが、
浮気目撃のショックで、その頃の記憶は曖昧。
そんな期間の、ある1日を指されれば、
覚えがなくても、そんな事があったような気になりません?
つまり、元カノの嘘なんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます