第006話 ドライブ

新車が買える通帳の残高を見ながら、

顔だけパープリン女を思う。


車を買ったと知れば、

今以上に便利に俺を使おうとするんだろうな。


だがな。

助手席に乗せたらこっちのもんだ。

あいつの命令なんか聞かねぇ。

朝までコースの長いドライブに付き合って貰うぜ。



くわっ。

たまんねー。


やっぱ、免許、取ろっ!




★☆★


『…』で色々妄想した模様です。


内弁慶をこじらせております。

『顔だけパープリン女』と言いながら、

させて貰うのに必死で媚びを売る童貞くんでございます。


免許を取って車を買い、こんなラッキー場面が訪れたとしても、

彼にそんな度胸(?)はない。

(下手したら、彼女のデートの待ち合わせ場所まで送迎するんじゃないかしら)



☆★☆


次のお題は〖叫ぶ〗

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