ピクルス

ノア

第1話

ハンバーガーに挟まっているピクルス。

私はつくづくそんな存在だと思った。


必要とされたからそこにいるはずなのに

いてもいなくても同じような存在。

寧ろ、嫌うものだっている。


いつからか私は空気のようになって

なんの悪気もなく外に出される。


好む者なんて少数派

何故?と問いただされる

私だって聞きたい。



この悩みにゴールがないことなんて

分かってはいるのだ。

だけど、僅かな希望を抱きこう思う。


ピクルスが愛されますように。


いつか答えが返ってくることを願って。

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