第5話何故、大学を中退したのか?
僕は、某大学の法学部法律学科に進学した。
楽しい、大学生ライフは1年で終わった。
母が子宮がんを患い、二度目の手術だったからだ。子宮がんの前に乳ガンを切っている。
事態は深刻だ。
のんきに大学生活を続けられなくなる。ちょうど、就職超氷河期だったので、大学を辞めて働いた。
母も、体力が回復して仕事も復帰した。
僕の判断は間違いではなかった。
ガンの治療費が高すぎるのだ。
母は僕に涙を流しながら、中退させてごめんなさいと言うが、勉強は学校じゃ無くても出来る!と、返事した。
僕は図書館へ行き、色んなジャンルの小説を読み漁り、Imidasを買って読んでいた。
3年後には、いっぱしの頭脳が出来上がり、高校生に英語、中学生には数学を塾で担当した。
あの日の判断は間違いではなかった。
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