第3部

7回目 えっとこれは何から説明して良いやら

ガァーガァーと鳥の声が響き渡る

この土と独特な匂い

人間界から少し遠ざかった安心感

空気は美味しく鼻から入ってくるこの匂い

うんうんまさしく自然と言った感じで

、、うん○臭え

そして何より目の前の者達がここがどこかを

証明している


うさぎ、ライオン、トラ、キツネ、ウシ、

ゾウ、etc.


「異世界、未来ときて今度はまさかのアニマル王国かよ!!」


普通同じ場所にいることのない動物の大集合するのを見て俺は叫ぶのだった


、、、もちろん俺の上にはギロチンも今度のは古いかな?



落ち着いて考えるんだ俺だが今回のでハッキリした三回だ三回のうちに助からないとおそらく、またどこかへ飛ばされるだろう


よし、では今回助かる道を考えよう

相手は動物なんだ。落ち着いて考えれば、、

あれ?ってか動物って話通じたっけ?現代で

動物と話してる人見たことあったっけ?

詰んでるよ?これ詰んでるよ?えっもうだめだろ、これ助からんよ?


ライオン「貴様の死刑を執行する」


「あっ、普通に喋れるんですね」


ライオン「馬鹿にしておるのか」


いや、おそらく現代で喋れると言ったら馬鹿にされるだろう

ってか前も思ったがそもそもなんで俺は喋れる?異世界なんだ言語が違うはずだしこいつらに至っては種族さえ違う

まぁいい今は助かることだけ考えれは


「助けて下さい」


ライオン「分からんのだ貴様が何の種族か。

ここにいるすべてのどの動物とも違う

貴様のような生物は見たことがない」


どうやらこの世界には人間は存在しないようだ、、じゃあなぜこの俺が転生した人はここにいたのだろう?


「で、でもとにかく知らないからって死刑は良くないと思います」


ライオン「そう、我々は何も知らない

だが一つだけ知っていることがあるとすれば

貴様は我々の食料を食い尽くすだけでは飽き足らず我々の口から食べ物を取り出そうとする、とんでもない奴ということだ」


「確かそれはクソ野郎ですね」


そう言うとライオンは笑顔で


ライオン「分かってくれたか、じゃあ死刑ということで」


「すみません、よく分からないので死刑は待ってください!」


そう言うと動物達は


トラ「まぁ、言い分だけでも聞いてあげたらいいんじゃないかな?」


ウサギ「トラ君の言う通りここは半殺しにとどめるべきだよ」


うん、トラ君はそんなこと言ってなかったと思うぞ


キツネ「まあ、ウサギさんの言う通り

全殺しにとどめるべきじゃないかな」


うん、ウサギはそんなこと言ってないし

それただの死刑な


ウシ「キツネ君それはやりすぎたよ。

火炎放射器で炙る程度に抑えるべきだ」


やりすぎはお前な


ゾウ「みんなの意見をまとめると

話を聞きながら半殺しにしつつ全殺しにしつつ火炎放射器で炙ると言うことでいいゾウ?」


うん、お前本当にみんなの意見そのまま繋げただけじゃねぇか!それどうやってやんだよ

難易度ベリーハードだよ!そして語尾のゾウはなんだ!?キャラ作りか?キャラ作りなのか?


なんかここの動物達クセ強いな!第1部でボケていただけに最近ツッコミだらけでつらいと思う今日この頃です。


ってなに考えてんだ俺はとにかく助かる方法を


ライオン「みんなの意見をまとめる」


ゴクッ


ライオン「今日はバーベキューだ!

BBQだ!BBQ!」


うん、どうやら俺は火炎放射器の刑になったみたいだわ


ライオン「じゃ今から準備を______」


ナマケモノ「ちーーいっす、遅れましたーー

あーれこれ例の奴っすかぁーーとりあえず

こーれ切っとけばいいですかーねー」


ライオン「あっおいちょっ」


ナマケモノがギロチンの縄を切り

ギロチンが俺の首を通り抜けた

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