J.GARDEN54に行ってきました。
10月8日のJ.GARDEN54(J庭、お庭、秋庭と呼ばれる創作BLのイベント)に行ってきました。「古池ねじ個人サークル」としてのサークル参加です。
前回の春庭に初めてのサークル参加であまりにも楽しかったのでまた申し込んでしまいました。「一番きれいでかなしい子供」という個人誌とサブローさんと特別ゲスト二月こまじさんとの合同誌「若き日の恋人への手紙」と既刊を持っていきました。
前回の春庭はサブローさんの無配本セット(多めに用意してくれましたが文庫三冊!!!の豪華すぎる無配なので多いと言ってもそこまで大量には刷れず…)を預かっていたので最初の一時間は列が出来ちゃったのですが、今回はいっぱい刷ってるしそうそうなくならないからゆっくり来てねとサブローさんと二人でアナウンスしてるのでそんな忙しくないだろ…と思っていました。
当日は前回より早めに開場入りして設営しました。設営…となったとき異様に緊張してきたし入れたと思ってたペンが文房具セットに入っていなかったりゴミ袋がなかったりでわけがわからなくなってブツブツ独り言を言っていたのですが、なんとか設営はできました。私はいつもシンプル設営なので…。お隣の関鷹親さんにペンも貸していただきました。ありがとうございます。
見本誌を提出したら企業出展しているosanji timeさんで頼まれもののクッキー缶、こっそり食べる用のプリンとキッシュ、レモンケーキ二つ…と思ったけどレモンケーキもう一つ…を買い求め、サブローさんに強く強く頼まれていた本を開場前に無理を言って購入し、買ったばかりのレモンケーキも押し付けて行きました。あと仲良しの松田カエンさんのところに行って、なぜかお米をもらいました。やったーお米だ!ありがとうございます。
そのあとビッグサイト内のコンビニ(小さいけど文房具が充実している)でペンを買い、自分のスペースに戻りました。この日は晴れていたんですけど風が強く、シャッターから吹き込む風で開場前には結構たくさんのポスタースタンドが倒れていました。開場前だったので大きな事故にはならなかったと思いますが皆さん大丈夫でしたか。
ちょっと時間があったのでプリンを食べたり隣のスペースの神波先生とお話しながら開場を待ち、拍手で開場。
開場してすぐお隣のコオリさん、関さんのスペースがとても盛況で最後尾札を持っているのを見てこっそり興奮しました。噂の最後尾札だ!!!
しばらくしたら私のスペースの前まで壁のスペースの列が続いていてびっくりしました。これが庭…!!!今回はカタログが売り切れるのも早かったし来場者は多かったのかもしれません。
うちのスペースはゆっくり来てください…とアナウンスした通り前回よりかなりゆっくりした感じになりました。前回は一時間でばーっとコピー本、無配がなくなりその後はぽつんぽつん…という感じだったのですが、今回はそこまでピークの時間帯ができなかった分長く人出が続いていました。あとでレジアプリを確認したら前回より人は多かったみたいですが、多少慣れたせいか分散したせいか「やばい!!!」という瞬間はほぼなかったです。ありがとうございます。「ヤマガミ」「ゆるしてほしい」まじでめちゃくちゃ刷ってまだたくさん残っているのでその信頼かなとなんか嬉しかったです。私は…たくさん刷る!!!
サブローさんこまじさん効果、下読みをしてくれたしささんミノさんの感想のせいか「若き日の恋人への手紙」は想定以上に売れました。今回刷った分で11月の文フリ東京、BOOTHでの通販分も賄うつもりで、でもサブローさんとのだし通販分までもつかな…もたなかったら通販の前に増刷しよ…という感じだったのですが、今回で残りが一桁になってしまったので文フリまでに増刷します。ありがとうございます。あとたくさん売れたのも嬉しかったのですが完売はしなかったのも嬉しかったです。数は読めないので想定外の事態は起こるものですがゆっくり来てって自分で言ったのにゆっくり来てくださってなかったらそれは残念じゃんね…。
今回の庭は小説の試し読みコーナーが設けられていて、せっかくだからと「一番きれいでかなしい子供」で参加したのですが、文庫本一ページをそのまま提出しているしそんなにインパクトある書き出しのお話でもないので(どちらかと言うとタグの要素がほしくて同好の士が読むタイプの平和なお話)試し読みしても来てくれるかな…と思っていたのですが複数の方が「試し読みで…」と来てくださいました。何でもやってみるもんです。
あと私はあんまりタグとかあらすじとか詳しく書くタイプじゃないのですが、「このお話って◯◯ですか?もしそうなら読めなくて…」と聞いてくれた方がいて、それも何か嬉しかったです。直接聞いてくださったらネタバレとか気にせずバンバン説明するので気になったら聞いてくださいね。
前回は私のpixivのGLを読んで来てくださった方がいたのですが、今回は小説新潮に載ったR18文学賞の友近賞をとったときの短編を読んで来てくれた方がいました。びっくりしました。嬉しいです。
全部嬉しいです。なんていうのか、いろんな方がいて、みんな好きなもののために動いていて、その好きなものの一つが私の書くものなんだな、ということが実感できてとても嬉しいです。ありがとうございます。
春の庭や文フリでお会いした方や、はじめましての方、普段交流している方、お互いの存在を認識しているけど直接お話はしたことがなかった方、色々な方にお会いできました。以前出した同人誌も感想もたくさん教えていただきました。ありがとうございます。スペースがお隣になった神波先生、コオリさん関鷹親さんには本当に親切にしていただいて楽しい時間を過ごせました。
差し入れもたくさんいただきました。美味しくいただき楽しく使います。ねじさん、と書かれている字が嬉しいですしお名前も嬉しいです。お手紙も大事にします。弱気になっているときとか、お手紙はよく読み返します。優しい…。こんなに優しいなんて私のこと好きなのかな…?
J.GARDENの開場時間は十一時から十五時の四時間です。この短い時間に本当にたくさんの方にお会いして、たくさんの言葉とものをいただきました。こんなに短い時間なのに…と思いましたが、本当はみなさんと出会っているのはもっと長い時間で、可視化されてるのがこの四時間なんですよね。小説を書いて、読んで、全部私と皆さんの一対一の関係が一つずつあるんです。全部大切です。見えなくても全部大切です。見える瞬間があることで、見えない間のことも思い出せます。
来年は結構バタバタしそうでお庭はしばらく出ないかも…と思っていたのですが、本当に楽しくて嬉しくてまた出たくなりました。今回も天気の都合で出られないかもと思ったり自分なりに混乱していたのですがこんなに楽しかったんだし…。
終わったあとふわふわしていたのでカエンさんと飲みながらいろんな話をしました。それも楽しかったです。
本当に皆さんありがとうございました。
次のイベントは11月11日の文学フリマ東京に出ます。「くー49」です。「一番きれいでかなしい子供」、「若き日の恋人への手紙」、「ヤマガミ」、「ゆるしてほしい」を持って行きます。
今回で100円で買える薄い中綴じ本が全部完売してしまったので、新しく100円の本を何か作ろうと思います。あとサブローさん、二月こまじさんの本を預かる予定です。楽しみです。
ちなみに「一番きれいでかなしい子供」はフロマージュブックスでサイン本の受注販売をしています。
興味がありましたらよろしくお願いします。
みなさん本当にありがとうございました。
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