第8話屈辱

僕は障がい者枠でデイサービスの仕事にありつけた。ご飯を炊いたり、食器洗いしたり、ベットメイキングしたり。

仕事は楽しかった。腰の手術前だったので右足が半端なく痛み、鎮痛剤を飲んでいた。

僕は日勤専門なので、夜勤や遅出の若い子らに「お疲れ様でした。夜勤頑張ってね」なぞと挨拶したら、部長に呼ばれた。

「お前は、障がい者だがわさわざ雇ったんだ。これから、帰りの挨拶はお疲れ様ではなく、今日も1日分働かせて頂き、ありがとうございましたと、全員に挨拶してから帰れ!」と、言われた。

雇ってもらったのは有りがたいが、ありがとうございました!は無いだろう。

この施設名を上げて実名をさらし、いつか筆誅を食らわせてやりたい。

そういわれて、二週間後、退職した。

障がい者は、人以下なのか?クソが!

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