第8話 あなたはカルト信者でして?
宿で武器を準備したわたくしはダンジョンに向かいました。
受付嬢さまは抉顔窟の迷宮と呼んでいらっしゃいましたわ。顔面がえぐれた石像が並んだ通路を進み、階段を下ります。
さっそくランプに火を灯して──せっかくですし魔法を使ってみましょう。
「
できましたわ! わたくしのそばに光を放つ光球が浮かんでおります。ロウソクよりも範囲の広い光源で、約6メートルほどの視界が確保できました。
「ううぅぅぅ~~~」
「何を唸っていますの」
灰黒狐が不機嫌な
周囲を警戒しますが、敵のすがたはありません。
所詮は獣ですし、気まぐれですわ。
わたくしが歩くと光球は少し遅れて付いてきます。止まると追いつきます。
これは便利ですわ。
何より片手が空くのが素晴らしいです。
クロスボウを構えながらランプを持っている姿勢は、かなり腕に負担がかかりますもの。
昨日の記憶を頼りに、赤い洞窟──受付嬢さまは「赤灼岩の通路」とお呼びでした──を目指して進んでゆきます。
お金を稼ぐ必要がありますので、確実に需要がある
石造通路を進んでいますと、途中の壁に扉がついております。方向をそれてしまいますが、気になってひとつ開けてみました。
崩れそうな木製の扉を開けますと、だだっ広い四角の玄室につながっております。内部は薄暗く、視界が利きません。妙な獣臭さを感じました。
わたくしはそっと閉めました。
ルートを外れると迷ってしまいますので、探索は時間があるときにいたしましょう。1階でしたら地図が売っているかもしれませんし。
奥に奥にに進んでゆきます。石畳は走破性がよくて助かります。それに魔物が立てる音も聞き取りやすいですわ。
前方からせわしない足音が聞こえてきました。
何かが駆け回っているような音です。矢をつがえ、ゆっくりと進みます。
白地に茶色のまだら模様の毛皮で、黒いつぶらな瞳をした愛玩動物めいたおすがたですわ。
キイキイと鳴いて仲間同士で固まり、床を這いずり回っております。
能力は低く見えますが、お口の前歯は硬そうですし、何より異臭がして不潔です。
光で照らしておりますが、まだこちらに気づいておりません。
おっとりしているネズミさんですの。さっそく攻撃してみましょう。
そっと狙いを付けます。
「ヂュウ!?」
爽快感を覚える断末魔ですわ!
お腹に矢弾が命中したネズミさんが、身体をころりと横たえて息絶えました。
不意打ちとはいえあまりに脆弱ですの。
流石に一匹が倒れると、他のネズミさんたちもわたくしに気がつきました。
ですが、ころころとした身体であちらこちらを走り回って、まだ攻撃してきません。
「くぁ!」
灰黒狐がはしり寄って、あっという間に4匹を倒してしまいました。
牙と爪でネズミの毛皮を切り裂いて、血の軌跡を描いてネズミさんが舞い上がりました。バイオレンスな光景ですこと。
一瞬前までは生きていたものの残骸は、溶けて消えて、あとには手のひらサイズの毛皮が残りました。
表面積と比べるとかなり少なくなっておりますが、ダンジョンのドロップ品ですので深くは考えないでおきましょう。
ギルドで見た買取表では、たしか銅貨1枚でしたわね。
10万匹倒せば金貨1000枚になりますが、現実的ではありませんし、供給が上回りすぎると価値が下がりますわ……。
ネズミやクモを追い散らして、赤灼岩の通路に到着しました。
歩きやすかった通路が凹凸のある天然石に変わりましたの。赤黒い鍾乳石が地面と天井から生えており、腐敗した腸を連想させます。
ここでたくさん魔物を倒して鍛錬しつつ、お金を稼ぎましょう。
「あのぉ、この先に進むのですか?」
突然の声に、びくりとしてしまいました。
石造通路の向こうがわから、どなたかいらっしゃいました。
青いローブに薄紫のマントを羽織ったいかにも魔法系の恰好をした、ピンク髪のかたです。
手にはメイスと小楯、腰には小さなランプをさげておいでです。
「お邪魔じゃなければ、私も一緒に連れて行ってほしいですぅ」
語尾を伸ばしたユニークなしゃべりかたですわね。
こんな場所でおひとりで何をなさっていたのでしょうか。
追いはぎではなさそうですが、パーティからはぐれたのかもしれませんわ。
「入り口でしたらこちらの通路をまっすぐ行って、左に曲がったところですわ」
「ううん、そうじゃないですぅ。私も赤灼岩の通路に行きたいのですぅ」
「そうですのね。ぶしつけな質問で申し訳ありませんが、何をなさりに行くのでしょうか。わたくし地図を持っておりませんので、道案内はできかねますわ」
「あうう……私は
あら? わたくしと同じ目的ですの。ご一緒すればたくさん倒せるかもしれません。
追いはぎだった場合も、わたくしたちは2対1ですし、なんとかなりますわ。
「わたくしも
「わぁ! いいのですかぁ!? ありがとうございますぅ!」
お顔がパッと輝きました。目をきらきらさせて、わたくしを見ております。
尋常ではなくお喜びになっておりますが、どうなさったのでしょう。きっとお金がご入用ですのね。
「このような場所ですが、自己紹介をさせていただきます。アテンノルン・メリテビエ・セスオレギーゼと申します。以後お見知りおきを」
「あわわ、ご丁寧にありがとうございますぅ。私はメルクルディですぅ」
メルクルディと名乗られたかたは、メンバーズカードを両手で掲げられました。
なるほど、冒険者同士のあいさつはカードを見せ合うのですね。わたくしも鞄の奥にしまったカードを取り出してお見せします。
『
名前:友愛のメルクルディ
称号:暗黒神の下級信者
職業:
所属:なし
賞罰:なし 』
まあ、メルクルディさまは
回復のできる職業だと受付嬢さまは仰っておりました。仲間に加えれば怪我をしても安心ですの。ですが気になる点がひとつあります。
「暗黒神とはどのような神様でして?」
「あうう、やっぱり気になりますぅ? 私の故郷の神様ですぅ。みんなを愛してくれるとーっても優しい神様ですよぉ」
「侮辱する意図はありませんが、わたくしの知っている暗黒神の信者は、破壊活動に従事しておりました。あなたの神様は過激な教義をお持ちではなくって?」
「違いますぅ! フィリーエリさまは暗がりを
すらすらと長い文章が出てきました。言い慣れたお言葉なのでしょうね。
わたくし暗黒神フィリーエリは存じ上げませんが、弱者を救済するとおっしゃっいましたので、見境なく居教徒を殺す教義ではないと存じます。
ですがわたくしの所領に潜んでいたカルト宗教団体フィーエ教徒のみなさまは、不信心者は敵と決めつけて村を襲っておりましたので、それと比べて穏健と言えますわ。
「もうひとつだけ質問をお許しください。違う宗教を信じているかたを見つけたとき、メルクルディさまは寛容でいられまして?」
「はいですぅ! 私の神様は自由を大事にしますから、私も自由が大好きですぅ」
「よくわかりました。失礼な質問をして申し訳ございません。わたくしでよろしければご一緒にゆきましょう」
「わーい! やったやったぁ! 回復は任せてくださいですぅ! さっそく怪我を治しますぅ!」
わたくしの肩が一瞬だけ熱くなり、冒険者ギルドで傷つけられた刀傷が消えました。小さな傷でしたので失念しておりましたわ。
「ありがとう存じます。頼りになりますわ」
「うれしい!」
感情を素直に表すかたですのね。ユニークなしゃべりかたをなさいますが、裏表のない表情は好感が持てます。
「……ううぅ~~~」
灰黒狐がメルクルディさまの足元まで近寄って、鼻を鳴らして匂いを嗅いでおります。この子はなにをしていますの?
「失礼な真似はおやめなさい」
「くぁん」
耳が垂れました。警戒心の強さは野生動物なので仕方がありません。伝わるか疑問ですが言い聞かせましょう。
「このかたはメルクルディさま。今からわたくしたちの仲間です。覚えておきなさい」
「くぅぅ……」
では進みましょう。
さっそく魔物を見つけました。
もりあがった筋肉の丸みを帯びたシルエットと成人男性くらいの大柄な体格、手に持った棍棒と、腰巻以外は防具を付けておりません。
そして体毛のない黄土色の肌。昨日倒した
「うう、こわいですぅ……」
「ご安心くださいませ。動きが鈍いので近づけば攻撃し放題な相手ですわ」
先制攻撃にクロスボウと考えましたが、覚えた魔法を使ってみましょう。精霊使いの初歩の初歩、Lv1:
手のひらを向けます。
炎の球が握内に溜まり、わたくしの意志がトリガーとなって敵に向けて発射されました。
「燃え尽きなさいませ!」
精霊さまのお力を信じ、精霊さまを鼓舞する言葉が無意識に紡がれました。
炎の球が橙色の帯を引いて敵に殺到、わき腹に命中しました。
「ホブッ!?」
身体が傾きました。
倒れるまではゆきませんでしたが、命中した部分は赤く灼けてえぐれております。初歩の魔法ですがクロスボウとおなじくらいの威力がありますわ。
「ゴブオッ!」
無傷のもう一匹が棍棒を振り上げて走ってきました。
ドスドスと足音を立てて、早くはないのですが、足元から突き立った鍾乳石を踏み砕いてやってきます。
「ひいい! アテンノルンさま!」
「怖がる必要はありませんわ。お近づきください」
メルクルディさまが恐怖の叫びをあげていらっしゃいます。あまり戦闘にお慣れでないのかもしれません。大丈夫、簡単ですわ。
わたくしは短剣を引き抜いて、魔物に走りました。
大上段に振り上げられた棍棒が、わたくしを脳天から粉砕しようとまっすぐな軌道で振り下ろされます。この場合は右か左に避ければいいのですが、左には傷を負ったもう一匹がおりますので、右に回り込みます。
地面を叩いた棍棒から、石のかけらが飛び散りました。痛いですわ! 痛いですわ!
わたくしは棍棒を振り下ろした
わたくしがいた場所を横なぎの棍棒が払われました。
たいした膂力です。
ふつうは刃渡り20センチの刃物を柄まで首に突き刺されて、即反撃できるものではありません。
能動的な動きははそれでおわりでした。
魔物は薙ぎ払った棍棒の勢いのまま地面に倒れ、そのまま動かなくなりました。
もう一匹が灰黒狐をねらって棍棒を振り回しております。鍾乳石を粉砕しつつ∞の軌道をえがいて棍棒を振っておりますが、いかんせん振り上げなおすときに動きが止まっております。
狐は低い姿勢で背中にまわりこみ、背骨のあたりを何度も噛みついております。
背骨を傷つけられた
わたくしは地面に置いたクロスボウの場所に戻ると狙いを付けました。
「ホブッ、ゴブッ」
まだ戦闘意欲を失っておりません。
石をつかんで投げつけてこようとしましたので、振りかぶったときに頭を撃つと、仰向けに倒れて分解しました。
2匹の死体は溶けてなくなり、あとには汚れた長い爪が残されました。
「お分かりになりまして? 動きがおっとりとしている相手ですので、隙を突けば簡単に倒せますの」
「……」
どうなさったのでしょう。メルクルディさまが押し黙ってしまいました。
「お加減がよくありませんの?」
「素敵ですぅ!」
メルクルディさまが両手を握って、潤んだ瞳でわたくしを見上げてきます。
上気した頬がかわいらしくもありますが、どこか尋常ではない視線が少し恐ろしいですわ。
「アテンノルンさまは精霊使いなのに、接近戦もできるなんてすごいですぅ! わたし、感激したですぅ!」
「そ、そうですか。ありがとう存じます」
「ちいさなナイフで敵を倒すなんて、すごいです! すごいですぅ!」
「それは光栄ですわ」
特別に切れ味がいいだけでしょうが、訂正するのも失礼です。
それに褒められるのは気分がいいですわ。しばらく黙っておきましょう。
「さ、奥に進んでお金を稼ぎに行きましょう」
「はいですぅ!」
赤い洞窟は高低差がはげしいので、昇り降りに時間がかかります。そのうえ魔物がおりますので、なかなか先に進めません。
侵入してから1時間で、何十匹も魔物を倒しました。どれも危なげなく倒せましたが、一度だけメルクルディさまの回復魔法にお世話になってしまいました。
擬態のお上手な
2cmもない壁の割れ目から長い何かが噴き出したと思ったときには、
そのまま岩の隙間に引きずり込まれそうになりましたが、精霊魔法
そのまま頭に向けてクロスボウを撃ち込むみますと、長い首がだらりとたれ、岩の隙間から小さな手足のついた胴体がまろびでてきました。
長い首に比べて、胴体の大きさは1/4以下です。
首から先に攻撃機能が集約され、胴体は岩壁につかまるだけの用途ですのね。学園で受けた魔物講座の内容を実地で観察しますと、お勉強は無駄ではなかったと感じます。
魔物を倒した後、メルクルディさまが怪我を癒してくださいます。血が止まり皮膚が元に戻ります。
「今の魔物ははじめて見ましたぁ。怖かったですぅ……」
「ありがとう存じます」
「いいえーですぅ。えへへ、出番があってよかったですぅ。私、荷物持ちしかできないと思ってました」
「回復してくださるかたがいらっしゃるから、わたくしも力いっぱいたたかえます。いてくださるだけで、わたくしは安心できますわ」
「アテンノルンさま! えへへへ……」
サポートしてくれるかたがいるなんて素晴らしいです。
8歳のころ姉様に冬の森に置き去りにされたときは、回復なんてありえませんでしたし、9歳のころ半溶解スライム人間と同じ部屋に閉じ込められたときも、2日間寝ずに戦いましたが、そのときも助けはありませんでした。
その状況と比べると、仲間がいてくださる今は、たいそう素敵に思えます。
メルクルディさまとお顔を見合わせて笑っておりますと、灰黒狐が何かを咥えて持ってきました。細かい凹凸のついた皮膚──さきほとたおした魔物のドロップアイテムですわ。
1メートル四方の大きさでかなりかさばります。
「私が持っておきますぅ」
「お願いいたします」
皮革を巻き取ってたメルクルディさまがショルダーバッグにしまいます。黒い皮革製ショルダーバッグには、容量5倍の魔法がかけられているそうです。見た目はそのままで広さが5倍になる便利な魔法ですが、空間を拡大した品物は、かなり高価だと記憶しております。
「その鞄は今までの冒険で手に入れましたの?」
「違いますぅ。私が旅に出るときに、暗黒神殿の第一使途さまがお別れにくれましたぁ。フィリーエリさまのシグヌム付きですよぉ」
鞄のかぶせの部分には向かい合ったいびつな三日月の紋章が、小さく刺繍されておりました。これが教団のシンボルなのでしょう。
「気前のいい贈り物ですこと」
「神殿の人はみんな優しいですぅ。アテンノルンさまが私の故郷に来たとき、紹介させてくださいです!」
「機会がございましたらね」
「ずっと待ってるですぅ」
暗黒神に仕えているはずですが、メルクルディさまは喜怒哀楽がはっきりしていらっしゃいますし、情に厚い性格に見受けられます。
地方によって神様も教義も違うのですから、先入観を持たない会話が望ましいと勉強になりましたわ。
緩やかな傾斜の上り坂を超えると、広間に出ました。あちらこちらに花弁の咲いたヒト型が、こうべを垂れて揺れております。
「えへへ、やっと役に立てますぅ。あとは任せてくださいです!」
メルクルディさまは小瓶を取り出して、中身をメイスに振りかけました。金属塊が青白く輝きます。さらに別の粉薬を取り出して飲み込みました。
「肉体を腐らせる金属
点眼薬を目に落とし、何度もまぶたを閉じていらっしゃいます。
「これでマヒも催眠も効かないですぅ! アテンノルンさまもどうぞ!」
「いえ、わたくしは平気ですわ。あまり効かない体質ですの」
「さすがですぅ! 」
鞄を背中に回して、メルクルディさまは両手でメイスを構えました。素振りをしてちいさく気合を入れております。
「どのくらい倒す予定ですぅ?」
「500体は狩りたいですわね」
「ごっ……冗談ですよね?」
「いいえ。
「誰かに脅されているですぅ? 無理やり借金をおしつけられたのなら、私が言ってあげます!」
「違いますの」
わたくしは暴漢の冒険者に絡まれたときの状況と、近くにいた熟練パーティを金貨1000枚で雇ったとお話しました。
首尾よく痛い目にあわせてくださったのですから、わたくしも報酬を支払わなければいけません。
「あの……たぶん払わなくても良いと思いますぅ……」
「どうしてですの?」
「ギルドを通さない依頼なんて熟練者のかたは受けないですぅ。たぶんその人たちはアテンノルンさまが気に入っていたから、助けてくれたですぅ」
「そうですのね。存じませんでした」
ですが、何かお礼は必要でしょう。お人なりが分かれば、プレゼントも選びやすいのですが……。
「だから無理な目標にしなくてもいいんですよぉ」
「いえ、わたくしにはお金が必要ですので、狩れるだけ狩ります。もし引き返したいとお思いになりましたら、いつでもお声をおかけくださいませ。赤い洞窟の入り口までご案内いたしますわ」
「あうう……私もお金がいるので、頑張ってたおしますぅ」
「まあ、どなたかに無理やり借金を背負われたのでして?」
「違いますぅ。これは秘密なのですけどぉ、お友達のお友達の商人さんが、クリスタル魔導グラスの輸入販売をはじめますぅ。それにお金を投資したら、売り上げの半分をもらえるですぅ。さらにほかにお友達を紹介したら、その人の売り上げの半分の半分をもらえるですぅ。お友達が絶対に儲かるって言ったけど、手持ちがないの私がお金を貸すですぅ」
「あら、穏やかじゃありませんこと」
間違いなく詐欺だと存じますが、どこまでが詐欺師なのかが問題ですわね。
メルクルディさまのご友人さまが騙されているなら救いがありますが、ご友人さまも共犯だと──信ぴょう性の薄い話を持ち掛ける時点で、わたくしは共犯だと存じますが──メルクルディさまはご友人さまに裏切られる結果になります。
もちろん詐欺ではなくほんとうにおいしいご商売があるのかもしれませんが……。
「メルクルディさま、お金の貸し借りをなさるのでしたら、ご友人同士でも借用書をお作りなさいませ。デュラハンの頭と胴は、離れているから仲が良い、ですの」
どんなに信頼してもくっつぎすぎては利点がゼロになる意です。
「でもでも、私はお友達を信頼してますぅ」
「わかりました。では、万が一がありましたら、わたくしがメルクルディさまのお味方をさせていただきますわ」
「はいですぅ!」
「それでは狩りをはじめましょう。ごきげんよう」
「ごきげんよう。ですぅ!」
お話は楽しいですが、今は狩りの時間です。
たくさん倒してアイテムを集め、将来の軍資金にいたしましょう。
わたくし暗殺者の相場は存じませんが、男爵家の統領を殺めるにはいくらかかるのでしょうか。戻ったら受付嬢さまに聞いてみましょう。
わたくしはホールの西側、メルクルディさまは東側に分かれます。クロスボウは不要です。
この短剣と精霊魔法で魔物を倒して、お金稼ぎですわ!
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