第114話【温泉旅行】獣は可愛いニャンコなのです(本性は狩猟動物)
湊視点
「んふふ、眠っている周平も可愛いなぁ」
横で天井をを向いて眠る周平を見て私は興ふ・・・おっと、嬉しくなる。
流石にワンモアを何回もおかわりしてお疲れの彼に無理をさせるつもりはない。
三十分は休ませてあげよう。
その間に少し現状を把握。
純ちゃんの謎ドリンクを飲んでからの記憶がかなり曖昧になっている。周平に甘えたのは何となく覚えているけど。眞子ちゃんと自慢話ってなんだろう?本気の嫌そうな顔をしていたからたぶん教えてくれない。
自分の中に覚えが無いのを聞くのもちょっと怖い。本当に何したんだろうね私。
どうして周平と二人っきりなのかは秋夜姉さんだろう。
保護者としてはどうかな~と思うところもあるけど、若い私達が我慢出来ないこともわかってるだろうから手配してくれたのだろう。
「え~とここが周平達の部屋で、たぶん秋夜姉さんはリビングいるはずだから」
うん、こっちの方角かな。ちょっと斜め下にして手を合わせて拝む。
「ありがたや~ありがたや~、ちゃんと箱は使いますので安心してください」
清い交際が一年もたなかったのでそれくらいは守らないとね。さすがに周平がパパ達に殺されちゃうから。その時は一緒に死ぬけど。私は周平がいないと生きられない女のでテヘッ。
周平を眺めるのは飽きないな~。
最近の周平の身体は脂肪が少なくなって前よりさらに細マッチョになったというか。ちょっとおかしんだよね。私達ちょっと前から食べる量が少し増えているんだけど何故か体重は少し落ちている。うーむなんでだろうか?
私達は下の方だけシーツを乗せている。タオルケットがないのでちょっと焦ったね。
下の方、周平の腹筋・・・シーツ・・・。
ゴソゴソ。
「んあっ!?」
ちょうど三十分すると変な奇声を上げて周平が目を覚ました。
ギリギリセーフッ。
何がギリギリなのかは秘密。
「おはよ周平」
「あ?ああ寝てた?」
「うん三十分ほどね」
回復分は少し減ったと思うけど、まあ若いから大丈夫だよっ!
「なにかおかしい・・・」
眉をひそめてシーツをめくる周平。やんっ私の方もめくれちゃうよ。こうなんだね周平は私の前だといろいろされてもあまり起きないよね。
警戒もぜずに安心して眠ってくれているのは嬉しいけど、それに付け込んでいる私。ううんっ、ちょっとゾクゾクするね。もう少しの間は秘密にしておこう。
あ、箱の中身を調べても減っていないからね。
もう恋人を疑うのは酷いな。
「ん、ちゅ」
キスをしてあげるから私に意識を戻してね。
「すっげー意識を逸らされた感がするのはなぜだ?」
「もう疑うのは良くないよ」
私は満足、周平もある意味満足なんだからいいんですっ。
「よっと、ちょっと煙と肉と海鮮の匂いと汗とあれであれだからお風呂に入ろうか」
「あ、シーツ取るな。俺が全裸になるだろうが」
「取らないと私が全裸になるからダメですー」
起き上がってシーツを纏ってベッドから降りる。おっとちょっと足腰がガクガクだ。まあ可愛がられたからね。
シーツを取られて困っている周平はベッドに胡坐をかいて座った。
はぁ~、全裸で胡坐の周平・・・いいわー、眞子ちゃんがたまに言っている尊いという気持ちはこれなんだろうね。
私が最初に就寝しようとしていた部屋と同じならこの二階には窓の外のジャグジーの他にもう一つ室内のお風呂があるはず。
「あージャグジーに入ってみるか。あっち側からも見えないようになっているだろう」
「そうだね。こっちから海は見えるようになっているけど、どこからも見えないようにしてあるね」
窓に近寄って見てみるが、海側は高さと角度的に見えないように設計されている。横もこちらから飛び上がらない限りは見えないように横壁があった。
「これってイチャつく用に設計されてるよ」
「普通だ普通、獣で考えるな人として考えろ」
むう、それは私が本能ままに生きているように聞こえるんですが、これでも全国で上位の成績なんですよ。真面目に取り組めば一位も狙える頭脳がラブイチャ目的と弾き出したんですぅー。
周平の要望に応えてジャグジーにしてあげよう。もちろんジャグジーでは可愛がってもらうけどね、んふふ。
窓を開けるとムワッとした空気が肌を撫でていく。うわー、エアコンの中で気づかなかったけどこんなに蒸し暑かったのか。
排水の為に隙間のある木の床の歩いていく。
「テレビで見るジャグジーってそこまで大きくなかったけど、さすが一泊が超高額一棟貸しだね」
何人用なのかわからないけど二人でも余裕で入れそう。でもお湯が張っていない。そこまで事前に準備されていたら監視カメラを疑うからしょうがない。
えーとこのボタンかな?
おおっ凄い勢いで水が出てきたよっ。うんいい適温、夏でも夜に裸だとちょっと寒いからね。こっちのボタンは・・・うわ~イルミネーションが点滅してる~それも全部怪しい色ばっかり~。
「湊」
ジャグジーの機能に夢中になっていたら後ろから抱きしめられる。
「ひょぇっ、しゅ周平まだお湯が張ってないよ」
意識がボタンに向っていたから少し驚いた。
少しきつめに抱きしめられていて身動きが取れない。
「あのですね周平さん」
「なんですか湊さん」
「ちょっと私のお尻に当たっているのですが」
きつめに抱きしめられているので密着度が高くて、ね。
「あのな」
「はい」
「室内から湊がジャグジーに夢中になっている姿がですな」
「うん、ちょっとまって少ーしでいいからロマンチックに言ってね」
まあこれからのことは予想がつくけど、こうムードが欲しいよね。よし周平も頷いていくれた。
「こう尻をこちらに突き出してフリフリ揺らしているから誘っているようにしか思えなかった」
「ムードが一欠けらも無いっ!」
あ、こらシーツを剥がないでっ!揉まないっ、耳はぁ噛んじゃ駄目ぇ。
周平視点
寝ている間に何かされた感がある。
水を口移し飲ませていたらそういう雰囲気になって全裸になって頑張った。久しぶりだし、愛している恋人に求め求められたら一回では終わらず、箱が少々減ることになった。
箱を準備していたというより持ってきたのは万が一湊が誘ってきた・・・はい、俺が我慢できなくなった時用です。
すでに意味を成していない清い交際だが、子供は大人になってから欲しい。あと俺が父ーズに殺される、そうしたら湊も死ぬから最低限は守っている。
その箱なんだが軽く寝落ちしている間に何か絶対にされたんだが中身が減っていない。やけに嬉しそうなニヤケている湊の顔が証拠だ。
こらキスではぐらかそうとするなそれくらいでははぐら・・・まあ、いいかな。流される自分が恨めしい。
「よっと、ちょっと煙と肉と海鮮の匂いと汗とあれであれだからお風呂に入ろうか」
「あ、シーツ取るな。俺が全裸になるだろうが」
「取らないと私が全裸になるからダメですー」
湊が起き上がってシーツを俺から剥いで自分の体に巻き付ける。
巻き付ける前に窓から入ってくる月明かりでシーツが透けて彼女の裸身が浮かび上がった。長い手足に細めの身体、少し胸は慎ましいけど俺の好み、うん美しい見惚れる。
汗をかいてバーベキューで匂いが付きまくりの俺達はジャグジーに入ることにした。
湊がお湯を張りに窓から出ていく。
設置されているジャグジーは床に埋め込み式ではなく少し上に出ていて、湊はそのスイッチを操作してはしゃいでいた。
こちらに可愛いお尻を突き出して。
知っているけど直接見たことが無いジャグジーに夢中になっている湊はシーツに包まれたお尻をこっちにふりふり、あっちにふりふり。
まあ我慢できなかった。
後ろから抱きしめ、ムードのある言葉はちょっと本能に支配されているから不評だったのでその分を行動でカバーした。
シーツを剥ぎ取り、手に収まる胸は最近著しくテクニック上がった指技でいじめ、首筋に舌を這わせて耳を甘噛みして湊のお味を堪能したら。
「周平ぃお願ぃ・・・」
可愛らしいお尻をフリフリして求めてくれた。
ジャグジーに十分にお湯が張ってもしばらく入らなかったのは一つ目の箱の中身が無くなるまで頑張ったので。
「周平はもう少しムードを作ってくれていいと思います」
「まさか獣にムードを指摘されるとは」
お釈迦様でも思うまい。
汗を落とす前に汗をかいた。エアコンがある室内じゃなく夏のまだまだ暑い夜の外だったから汗まみれ。お外では初めてだったので二人興奮して頑張った。可愛い声で鳴かれたら頑張るしかないじゃないか。
今は二人でジャグジーに夢中になっている。
泡が凄い汗と色々なものが落ちていく感じするし、いい刺激で身体が癒される。
「こっちのボタンを押すとね」
「おおー、滅茶苦茶いかがわしい光のイルミネーションだな」
「でしょう。やっぱりイチャつく用だよこのジャグジー」
「お前はジャグジーに何か思うとこがあるの?」
湊は俺の左側に寄り添って座っている。
泡は気持ちいいが湊の裸身が見えにくいのは減点だ。あーでも疲れが取れていくのはいいなあ。
「いっぱい愛してくれたけど大丈夫?」
俺の胸に手を当てて・・・弄るな弄るな感じるだろうが、湊が俺の身体を心配してくる。
「いやよくわからんが調子は全然良い。軋むぐらいはするかなと思ったんだがそんなことないし」
「うん、調子が良いのわかったから人の胸で、んっ、指の動きの滑らかさを試すのはよそうね」
おっとダメだったか。
「あれじゃないか、限界まで身体を酷使したら超回復が起きるとか漫画であったろ」
「あったね。でもそれ漫画でしょ、それに酷使は・・・あったよね」
「旅行一週間前まで頑張ってました」
「その後は眞子ちゃん泊ったし、旅行の準備もあってしてなくて」
「昨日は温泉と栄養になるもんたらふく食べたから」
「超回復の条件が揃ったと」
「まだめっちゃ元気です」
自分が若いことを実感、修復中の身体も前日の温泉のおかげかやたら調子が良いし。
「うん凄い元気だね」
「湊さんどこで元気を測っているのかな?」
そこは元気のパロメーターの一つではあるが。
「正直言うとこのまま一晩今の周平とすごすと私が持ちません」
「いやお前、俺より体力あるじゃん。今までどんなに疲れても十分もすれば回復するよね」
動かすな動かすな更に元気になる。
「そんな事実はありません。いや、ちょっと本気で私壊されそうなので」
え~湊がマジな顔になるくらい今の俺ってヤバいの?う~む、すでに一箱消費しているしな、初めての時より消費が早いな。
でも自分で止めれそうにないんだよな、劇的に変化が起きそうなものは食べていないけど、こう身体のスイッチは入りっぱなしというか。
「なのでここである程度搾り取ろう思います」
「なぬ?」
「私の近くにはハーレムメンバーの一人になった方がいまして」
「名前を言わなかったのは褒めてやる。言ってたらこのまま就寝一直線だからな」
「まあハーレムなのでいろいろなこと知っておられるのですよ。男の人を喜ばせるテクニックとか」
「うわー名前言われなくても聞きたくないことだー」
萎えそうになるけど現在湊が萎えるのを許してくれません。そういうの一週間前まではそこまで知らなかったよね。
「昨日の温泉か・・・」
「うん実践に裏打ちされた技術は役に立つね。このままがいい?それともジャグジーから上がって座ったほうがいい?」
どちらを選んだかは内緒だ。
俺の恋人はどの方面でも天才だと言っておこう。お返しはしたけどねっ!ネットで収集した動画で学んだ男子を舐めてもらっては困る。7:3で負けたけど。
そのあと部屋に戻ってラブイチャしたけど、いやマジで湊さん天才です。二人同時に力尽きるように俺を調節していたの、何者なんですか俺の恋人は。
箱?ジャグジーと一晩の間に二箱目がちょうどなくなったさ。
第三者視点
「さすがに外だと聞こえているんだがな」
「なに、なにかあったの?」
「いや、猫が発情してうるさいなと思っただけだ」
「あんた地獄耳だもんねー」
二人は何回目かわからない乾杯をして飲む。
一人は仕事から解放されて気分良く飲み、もう一人は大事な弟達が仲が良いことに気分良く飲んだ。
ーーーーーーー
雌虎「外だとさすがに俺には丸聞こえだ」
湊「さすがの私も恥ずかしい」
周平「うん、幼稚園からの姉だから恥部を結構知られているけど、今回は死ぬ」
メスライオン「私も聞きたかったー」
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