舞台設定
みんなー!
こんにちはー!
二〇〇〇年十二月二十六日、当時の首相であった
センセーショナルな事故の翌年に『能力者保護法』が施行され、この世界に〝能力者〟という存在があると、ようやく認識されるようになった。よくわからない事象に名称を与えることにより「そういうのもあるのか」と世間の人々が口々に言い出す。まあ、よくあるやつだね!
表側では
この世界に於いての〝能力〟は、防衛機制の一種として捉えられている。例の『能力者保護法』で定義された言葉の意味としては『現代の科学では証明できない不思議な力』らしいね。
生命の危機にさらされた時に自分の身を守るために発現するものなんだけど、全ての人間が絶体絶命のピンチで〝能力〟が使えるようになるわけでもない。99.9パーセント死ぬ。成功例の最悪のケースとしては
――いわゆる『パーフェクトシリーズ』と呼ばれている一連の物語は、ある出来事をきっかけにこの『組織』が内部から崩壊して〝能力者〟が全滅してしまった〝正しい歴史〟を、偽のアカシックレコードを用いて修正していく。そんな話だね。ぼくも何回か出てくるから読んでね。
裏側では自分がこの世界の他の人間よりも賢いと思い込んでいる人たち――能力者〝保護〟法っていう文字が読めない文盲ども――が一箇所に集まって〝能力者〟という存在を人道ガン無視で人為的に作り出さんとするプロジェクトがひっそりと始まった。
プロジェクトの成れの果て。
一人の人間から感情が抜け出して、その感情が実体化したもの。
で、次の話ってどの地点を話せばいいかね。Recorderの撮り直し? それとも過去の話?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます