番外編 どうしても...!
普段の姉の心情を描いた、日記では無いもの。
(姉はこれを日記に書こうか迷ったが、恥ずかし
過ぎて書けなかった。)
最近、姉が思っていることを妹に伝えたい。しょうもない事だともわかっている。ほ、ほんとにわかってるんだぞ?でも、どうしても...!その気持ちを我慢することができないのだ!
その内容とは__
((ドゥルルルルルルッデンッ!!))
(※姉の脳内ミュージックです。)
ねえねと呼ばれたいっ!
これまで何度も何度も思ってきたこと。
人生で1度くらいは呼ばれたい...!
世の中の姉、兄は潜在的に絶対そう思っている。
(※姉の偏見です。)
そう呼ばせるべく、姉は作戦を決行した。
その1___
「ねぇ、妹。“ねぇねぇ”から、
最後のちっちゃい“ぇ”を抜いてみて?」
__違う言葉からその言葉を妹に発声させる。
(姉の心)どや?これは絶対に言うやろ。そのもの
に意味は無いものの、音は一緒!気分だ
けでも味わえ___
「え?なんで?嫌や。」
「は?」
(姉の心)は?...あっ、いけないいけない、声にで
てもた
「なんでよ。理由は?」
(姉の心)いっつも理由なんか求めへんくせに!
「理由なんてどうでもいいやん!」
「えー、じゃあ嫌や。どうせねぇねって呼ばれた
いだけやろ?」
(姉の心)ば、バレてる〜っ!?なんでこんなとき
だけ鋭いねん。
【続く】
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