散文詩集

水無月れん

My Acknowledgement For You

何で僕って生きているんだろう?

答えのない問いに答えてくれる声はどこにもなくて

「ねぇ、どうすればいいんだよ?」

僕の心は悲鳴を上げていたんだ


不安で 寂しくて たまらなくて

がむしゃらに伸ばしていた手を

君はそっと包んでくれた


君の声が 言葉が 心に沁みて 涙が溢れた

こんな僕でも生きていていいのかなぁ

ねえ、君に感謝を伝えたいよ

君が気付かなくても僕は君に救われたんだ


君に恩返ししたいと思った

今度は僕の番だって答えを探しているのだけれど

「ねぇ、どうすればいいかな?」

行き場のない気持ち持て余すんだ


悩んで 泣いて うまくいかない 自分が嫌いだ

だけど涙はぐっとこらえて

誰かに届けたいんだ


僕の声が 思いが 君に届くように 精一杯全力で

こんな僕だけど誰か救えるかな

ねぇ、君に届いているかな?

涙はそっと拾って前を向いて進むんだ


周囲から投げつけられる批判の言葉

分かっているさ、僕は小さな存在だから

でもさ、どうしても この広い世界に僕の存在証明を

君が拾ってくれた 僕の存在を


君が気付かなくても僕は君に救われたんだ


君の声が 言葉が 心に沁みて 涙が溢れて

こんな僕でも生きていていいんだ

僕の声が 思いが 君に届くように 精一杯全力で

こんな僕でも誰かの支えになりたいんだ

君が気付かなくても僕は君に救われたんだ

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