勇者の里編

第21話 解析

あの夜叉動乱事件からしばらく経ってからだが数日してから俺たち、漆黒の銀翼は勇者の一族である柚希と対魔士である際羽とともに勇者の里にむかっていた、目的は黒歴史の遺産である暗闇の書の解析と封印だ、そしてその理由は勇者の一族は世界の均衡を保つ役割を持っているからだ、柚希は神威に「私達の里は山奥にあるの、特殊な結界が里を守ってる」と言った、氷河は「何かあの事件からすごいことになったな」と妖怪であり雪女である雪羽も「ええ、そうね」とそして俺たちは山奥に辿り着いた、そして柚希が両目を黄色に輝かせながら何もないところに手に赤紫色の光をまとわせてそして手を触れると半透明の結界が現れ、赤紫色の光とともに穴が開きそこから俺たちは勇者の里に入った、そして勇者の里では俺たち漆黒の銀翼を讃える人々で活気にあふれていた、そして勇者の一族の長老が俺、鴉黒斗に挨拶に来た、勇者の一族の長老は俺に「君が漆黒の銀翼のリーダーだね、どうもわしがこの勇者の里を率いる勇者の一族の長老じゃよ」と言い俺の手を握った、そして俺は勇者の一族の長老に「どうも漆黒の銀翼のリーダーの鴉黒斗です」と言い、そして霊羽は勇者の一族のなかで柚希に次ぐ戦闘力を持っている男、荒神来斗と会っていた、そして来斗は霊羽に「おまえ、かなり強い力持ってるな、鬼の一族の酒呑童子の能力か?」と興味を抱いていた、そして俺は柚希、際羽、錬金術師である雷羽とともに勇者の一族の長老に連れられ勇者の一族の解析班のもとにむかった、すでに解析班のもとには俺たちが氷河、雪羽、遥香とともに夜叉を倒した後に回収した黒歴史の遺産である暗闇の書が密かに解析されつつあった、解析班の1人が勇者の一族の長老に「長老様!只今封印する前にこの黒歴史の遺産、暗闇の書の解析を進めております!」と言った、その言葉に柚希は「相変わらずこういう解析や武器作るところは偉い人に対して硬いのよね」と言った、そしてそれを聞いた来斗は柚希に「俺たちは行動できる部隊だからな、俺は武器を生み出せるがお前は違うだろ?」と言った、だがそんなことより勇者の一族の長老は氷河の力に非常に興味を持っていた、長老は氷河に歩み寄り「おまえさん大天狗の創生の力となまはげの創造の力を生まれつき宿して生まれてきておるなぁ、その気になれば一気に夜叉を倒せたであろうになぁ」と言った、そう白川氷河、彼の家系は代々、神妖である大天狗となまはげの力と能力を受け継ぐ家系だ、そもそも神妖とは限りなく神にちかい妖怪の存在を言う、そしてそれは当然のことだが俺の契約している八咫烏や霊羽が契約している鬼の一族であり童子である酒呑童子ももちろん神妖だ、そして氷河は大天狗の創生の力となまはげの創造の力をその血と身体にしっかりと受け継いでいるのだ、そして黒歴史の遺産である暗闇の書にははっきりとは言えないがその変身者の秘めた潜在能力を引き出す力があることが解析で解明された、だがどうしても解析班の力を持ってしてもどうやら黒歴史の遺産である暗闇の書には解析が出来ず解明できない未知数な部分があることも同時に明らかになった、そしてこれで勇者の里で厳重にかつ封印して管理下に置くという判断は結果的に正しいとこれで証明された、そして時同じくしてその頃、鴉天狗とカムイをその身にまとい変身した神威は勇者の一族の戦闘部隊と解析班のもとで戦闘を行なっていた、そしてその理由と目的は神威、彼女自身が宿すカムイ変身と鴉天狗の移植した能力の適合率を測るためだ、青色と赤色の光の翼を背中から出し神威はナイフ一本で勇者の一族の戦闘部隊を火花とともに彼女は次々と華麗に蹴散らしていく、そして金色の光をまとわせた熊の斬撃をアッパーやパンチ、キックで火花を飛び散らせながら次々と神威、彼女はくらわせていく、その姿を見ていた解析班の1人が解析しながら驚愕の声を上げた「カムイの力は妖怪や対魔士はもちろん勇者の一族の力すら進化させる力を秘めている!」とそうカムイとは本来、人間、妖怪、勇者の一族誰しもが秘めている力なのだ、神威はアイヌの里でその力を限りなく引き出すことができるよう修行をしたのだ、そこに現れた勇者の一族の部隊長が戦っている神威のその様子を見て「カムイの力はやがて森羅万象やその全ての根源に辿り着くことができる力だ、生半可な力ってわけはないだろ?」とそして後にカムイの力は森羅万象の書も確かに生み出している、そして勇者の一族の部隊長は黒歴史の遺産についてある情報を語った「全てを闇に飲み込む暗闇の書のモデルは事象を書き換える力を持つ月の書がモデルだ、暗闇の書は月の書と対を成す存在だ」とそう黒歴史の遺産である暗闇の書は元々、事象を書き換えることができる月の書がモデルだということ、そして次の日、勇者の里にて黒歴史の遺産である暗闇の書を封印する用意が整った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る