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Z「ちょっとわかった気がします、ホラー」

A「いきなり偉そうなことを。ちょっとずれたファンに怒られますよ」

Z「映像表現で怖がらせるのって、実は不意討ちで怖がらせるというかビックリさせている要素が大きいんですね」

A「ほうほう、わっ!」

Z「?」

A「ビックリしました?」

Z「しませんが」

A「だから活字のホラーとホラー映画って分けて考えないといけないんですよ。紙の上で音が鳴るわけではないんで」

Z「どっちかっていうと気持ち悪さですかね、活字ホラーが生きてくるというか、映画に対するアドバンテージは。ひょっとしたらカフカの『変身』なんかもホラーなのかも」

A「不条理がホラーの本質である、と?」

Z「本質かどうかはさておき、ホラーって不条理ですよね、たぶん」

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