第10話
最近見せてもないのに金のなる木が銀貨をつけるようになりました、そこそこ情が移ってるから子供が成長したみたいで嬉しい
何より銀貨を嬉しそうにプレゼントしてくれたのが嬉しくて俺泣いちゃった
……絆され過ぎでは?
あとゴミ処理をして貰ってる金属生物α……長いからαは全然自己増殖する気配がない、デカくはなってるんだけどもねぇ……
大きさは既にちょっとした大型犬くらいあるのに
まだ分裂しないのか……
そんでそろそろガチャを回します
最初は魔王倒せるかも〜くらいだったのがさぁ……
ラグナロクとかいう畜生のせいで身を守る為にガチャを回し、それで更に不味い事が増える悪循環
しかもこれ途中で止めても悪化した分が無くなる訳では無いから結局ガチャを引くしかないっていう罠
長々と語ったけど要するに今更ガチャ回すのやめられねぇよ……って事です
出てきたのは……なにこれ盃?
いや……デカくね?直径が俺の身長くらいあるぞ?
もしかして巨人用か何か?
とりあえず解析
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王の器
Lv1(自主的に貴方に従う者を支配できる)
所有者を全てを従える王にする
従える者が多く成ると盃に水が溜まり、水が盃一杯になるとLvが上がり従えられる者が増える
現在の所有者はルーク(雪村友成)
ーーーーー
ルークは今世の名前で、雪村友成は前世の名前だから今の所有者は俺で間違いないだろう
ところでこの支配できるとか言うクソ物騒な文はなんなんですかね?
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支配
王の器による支配は無意識的な支配である
王に害ある思考ができない、途中で打ち切られるとかではなく、本当に心の底から王に従ってしまう
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こわい、いや、何より心の底から強制的に従わせるとか恐ろし過ぎる
俺はまだ自主的に従う奴しか支配できないから大丈夫……いや、これやっぱり何を言っても裏切ったり愛想を付かせないからやっぱりヤバいわ
ところで使い方は?
ーーーーー
条件を満たす人間が目の前にいると自動的に発動します、なので安心してください!
ーーーーー
何も安心できない、なんで自動なんだよ張っ倒すぞ
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