#4
before
「や、やあやあ、ガンマ君……!えーっと……た、確かにボクはキミの相手をしてあげた……が!それはそれ!心までキミに許した訳では無いよ!キミがどうしてもと頼むからボクはキミの相手をしてあげただけであって、ボクとしてはキミに対して特別な感情を抱いている訳では無い!そこら辺は勘違いしないでもらいたいかな!ほら!キミのような最底辺の男を相手にする物好きな女性など何処を探したっているはずがないからね!しかしそれではキミがあまりに哀れで可哀想だと思って、心優しいボクがしぶしぶ!やむ無く!致し方なく!キミの相手をしてあげただけさ!だからくれぐれも変な気は起こさないことだ。ボクに対して妙な感情を持たれても、ボクはその感情に答えるつもりはさらさら無いからね!まあ、でもキミがボクに対して特別な感情を抱いてしまうのも無理はないとも思っているよ。なんせボクだからね。まったくボクという存在は実に罪深い存在だよ。こうして1人の男の人生を狂わせてしまっているのだから。そう、そうだね。これはボクの罪だ。ボクのような存在は生きているだけで責任を伴っているわけだよ。ボクの個人的な感情を言えばキミのことはどうとも思っていないし、まったくもって興味の一欠片も無いのだけれども、キミがもしボクとの関係を今後も続けていきたいと懇願するのなら、ボクの責任として少しぐらいなら相手をしてあげてもいい。ほら、頭を下げて、心を込めて、お願いしますって素直に言うだ」
after
「ちゅっ……ちゅっ……!しゅき……しゅき……!いつも一緒に居てくれてありがとっ……キミだけだよ。こうしてボクと一緒にいてくれるのは。何故かはわからないけど、みんなボクから離れていくんだ……だけどキミは離れないで一緒にいてくれた……すき……ちゅっ……これからもキミは、キミだけは、ボクと一緒にいてくれるんだろ?離れちゃヤダよ?ボクの心はもうキミのものだよ。だからね?これからも一緒に居てね……ちゅっ……えへへっ……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます