#4




before




「や、やあやあ、ガンマ君……!えーっと……た、確かにボクはキミの相手をしてあげた……が!それはそれ!心までキミに許した訳では無いよ!キミがどうしてもと頼むからボクはキミの相手をしてあげただけであって、ボクとしてはキミに対して特別な感情を抱いている訳では無い!そこら辺は勘違いしないでもらいたいかな!ほら!キミのような最底辺の男を相手にする物好きな女性など何処を探したっているはずがないからね!しかしそれではキミがあまりに哀れで可哀想だと思って、心優しいボクがしぶしぶ!やむ無く!致し方なく!キミの相手をしてあげただけさ!だからくれぐれも変な気は起こさないことだ。ボクに対して妙な感情を持たれても、ボクはその感情に答えるつもりはさらさら無いからね!まあ、でもキミがボクに対して特別な感情を抱いてしまうのも無理はないとも思っているよ。なんせボクだからね。まったくボクという存在は実に罪深い存在だよ。こうして1人の男の人生を狂わせてしまっているのだから。そう、そうだね。これはボクの罪だ。ボクのような存在は生きているだけで責任を伴っているわけだよ。ボクの個人的な感情を言えばキミのことはどうとも思っていないし、まったくもって興味の一欠片も無いのだけれども、キミがもしボクとの関係を今後も続けていきたいと懇願するのなら、ボクの責任として少しぐらいなら相手をしてあげてもいい。ほら、頭を下げて、心を込めて、お願いしますって素直に言うだ」




after




「ちゅっ……ちゅっ……!しゅき……しゅき……!いつも一緒に居てくれてありがとっ……キミだけだよ。こうしてボクと一緒にいてくれるのは。何故かはわからないけど、みんなボクから離れていくんだ……だけどキミは離れないで一緒にいてくれた……すき……ちゅっ……これからもキミは、キミだけは、ボクと一緒にいてくれるんだろ?離れちゃヤダよ?ボクの心はもうキミのものだよ。だからね?これからも一緒に居てね……ちゅっ……えへへっ……」



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