死後の続き

「当たり前だけど、人は必ずいつか死ぬのよね。生物の定めなのね」


「そうだね」


「でも、こうして亡くなったはずのあなたと話しているのは本当に不思議ね。やっぱり人は死んだだけじゃ、死なないってことかしら?」


「そのようだね。実際、私が死んだ後も、皆、私の愛や仕事を受け継いで一緒に生きているんだよ。目という視覚では見えないけど、存在そのものは無くならないってことなんだろうね」


「確かに、そういうことを私は最近特に感じるわ」


「高校時代の友人のご主人が去年亡くなったんだけど、家の中に居る感じがするーって言ってたわ。そういうひと、確かに多いわ。きっと本当なのでしょうね。それはその人の魂なのかしら?」

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