死んだだけじゃ死なない
エイスケはセダンの愛車を滑らせてガソリンスタンドに入った。お金がないのに何故かエイスケはいつもハイオクのガソリンを給油していた。自分のステイタスを保っていたいのだろうとは推測していた。「心の栄養」なんだろうと。何かバカバカしいような気もしたが、それは愛車への愛情でもあるのかもしれないと何となく納得していた。人間って、そういうお金じゃだけない何かというものがあると思ったのだ。気持ちかもしれないが、それに見合う対価があるのだろうと…。
満タンになり、洗車も済ませて車はまた道路に出た。その時、エイスケは言った「人は死んだだけじゃ死なない」
「えっ!どういうこと?」ユキナは驚いた。
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