だんごむし

タイトルどおり、ダンゴムシが出てきます。

虫さん苦手な方は、スルーしてください。

虫と聞いただけで逃げ出したくなる方もいらっしゃるらしいので。


 

 

 

今朝は、夜中から朝にかけて、すごい雷雨でした。

それはまあいいとして。

雨もあがり晴れ間も出たので、雨戸をあけることにしました。

ガラガラと開けていたら、テラスの上をモゾモゾ動く小さな黒い物体。

ちびっこ大好き(少なくともウチの娘はそうだった)だんごむしです。

それを見ていて思い出したこと。

 

小学校低学年のころ、隣の家には同級生(男子)が住んでいました。

クラスは違ったから学校では関わることもなかったけれど、休みの時とかたま~に遊んでました。

私に弟がいたから、というのもありますね。

そんなある日、彼が『こっちこっち』と私を連れて行きました。

いわゆる“土手”になった場所。

てっぺんに低い木が生えているその土手を、かけ上ってはかけ下りるという遊びにハマってたんですね。

そんなことが遊びになる純粋な子ども時代ww

で、いつものようにかけ上りました。

いつもはてっぺんでちょっとタメてからかけ下りるのに、その日はなぜかダッシュでかけ下りる彼。

“ひとりでズルイ”そう思って続いて下りようとして……。

 

そうしたら目の前の土を、無数とも思えるだんごむしがうごめいていました。

今にして思えば十数匹だったし、毒もなければおそってくるはずもない。

でも、一歩も足を動かすことができなくなってました。

前日雨が降っていて、いつもよりも土が崩れやすくなっていたのも怖かった要因の一つかもしれません。

足を踏み出してできた土の隙間から湧いてくるように見えるだんごむしに恐怖して、私は泣き出してしまいました。

いつまでたっても下りてこない私に対し彼が撮った行動は……。

自宅に戻って自分のおばあちゃん(推定50代)を呼んでくることでした。

すぐに来てくれたおばあちゃんは下から『大丈夫だから』と呼んでくれますが、足は動きません。

おばあちゃんは土手を半分上って、手をのばしてくれました。

その手につかまって、ようやく下りることができたのでした。

彼がおばあちゃんに叱られてたのは、言うまでもありません。

 

そのあとその場所には誰かが家を建てたので、そんな目にあうことはなくなりましたが……

初めて虫に恐怖した思い出でした。

 

あ、でもトラウマにはなってないので、大丈夫です。

好んで触りはしませんがww

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