◇カクヨムTIPSその2
・キャッチコピー
続いてキャッチコピーについてもさらに言及しておくべきだと思います
まず初めにカクヨムにおいてキャッチコピーは9割といってもいいです
なろうのタイトル以上にキャッチコピーを制すものはカクヨムを制すと言っても過言ではないです
ではどういうキャッチコピーをつければいいのか
これは端的に言ってタイトルと同じなのです
要はなろうではタイトルをはじめに目にするからタイトルを一番インパクトのあるものにするのと同様で
カクヨムではそれをキャッチコピーにすればよいのです
基本的には説明口調の長文タイトルをつけるのと同じで
既存ワード+パワーワードといういつものメソッドが応用できます
じゃあキャッチコピーにそれをつけてしまったらタイトルにはなにをつけるの?という風になるでしょう
これははっきりいって同じでよいです
あらすじ風長文タイトルはいわばあらすじを100文字以内にまとめてタイトルにしたようなものですよね
なのでこれをキャッチコピーではさらに35文字にまとめればよいだけということになります
なぜならタイトルが一番重要で一番つたえたいことなので、キャッチコピーもそれに準拠せねばなりません
基本的にはログラインをそのままキャッチコピーに流用できます
もしくは、本の帯のように考えればいいでしょう
また、カクヨムで伸びているキャッチコピーにはいくつかの類型があると観察からわかると思います
・タイトルそのまま系
・インパクト重視系
・タイトル補完系
個人的にはこの3つに分類されると考えます
一つ目は先ほど説明した通りのものです
ここで一度、私の著作である永久持続バフを例にとってみましょう
『《永久持続バフ》と【なんでもレベル付与】でレベルのない世界に『成長革命』!才能のない付与術師の僕が、実はみんなを成長させていた!?追放されたとたん、勇者パーティの能力が下がって破滅したけどもう遅い!』
https://kakuyomu.jp/works/16817139556127656286
これが正式なタイトルですね
これをタイトルを35文字にまとめてキャッチコピーに転用するのであれば
「ステータス無限付与と俺だけレベルUPによる最強チート組み合わせ無双譚」
このように内容としてはタイトルとさほど変わりがないのですが、それをさらに縮めるという考えです
なぜならトップページのピックアップでは先にキャッチコピーがタイトルの上に表示されるからです
読者の視点移動としてはまず色付きのキャッチコピーを見て、そのあとにタイトルという風になります
なのでキャッチコピーは一目でわかるようにし、そのあとにタイトルを見せて全文を理解させるということです
次にインパクト重視のキャッチコピーも有効な方法だと言えます
これは本の帯や本屋さんでのポスターやポップでのあおり文のようなものです
また永久持続バフを例に出させていただくのですが、
これはまさに今自分がつけているような
「おい、成長チートの永久機関が完成しちまったなアア~!!」
このようなキャッチコピーをインパクト重視系に分類しています
この分類はとにかく意味の内容を詳しくつたえることよりも、一目みたときに目を留まらせることを主目的としています
なので短い文章でもとにかく引きの強い文言で煽りましょう
過剰装飾、いわばネオン街の看板のように飾り立てるのです
これは一見して「ん?」と目がとまり、しかも最強系ということも一目でわかるキャッチコピーとなっていると思います
他にも有効な方法として、絵文字を使うというトリッキーな方法があります
これは私自身が考案したわけではなく、絵文字を使っておられる方がいて、それがかなり目立っていたので真似をしました
確定レアドロップの場合ですと剣の絵文字を前後に入れることでレアドロップアイテムを表現しインパクトを出しました
【⚔スライム倒したらレアドロしか出ない⚔】
このようなキャッチコピーにし、これの似たようなものを頻繁に変えました
絵文字を入れられるのはカクヨムの強みだと思います
自分が見た作品は氷系のスキルの話だったので氷の絵文字を使っていました
ほかにも鍛冶系の話だとハンマーやつるはしの絵文字を使えます
絵文字はウィンドウズであればウィンドウズキーと*を押せば出てきます
これはかなり目をひくのでおススメの方法です
ほかにもラブコメですと「セッ〇ス」や「エッチ」などの直球な単語をキャッチコピーに盛り込んだものが散見されます
これも非常にインパクトがあり有効だとは思いますが一部からは嫌われるので諸刃の剣かもしれませんね……
最後にタイトル補完系のキャッチコピーは、タイトルと一緒に読んで初めて意味がわかるようなものを指します
ほぼインパクト系と同義だとは思うのですが、こちらは説明が難しいですが
一見すると意味不明に見えるセリフなどでインパクトを出しつつもタイトルを補完するうまい形になっているので
高等テクニックだと思います
これはすみません……少しうまい例が見つかりません……
永久持続バフを例にすると
「アレンはみんなを成長させていた――!?」
などと、作品中の要素を使うとわかりやすいでしょうか
上手く説明できたか不安です……
このようにキャッチコピーを上手く使い分け、いかにクリックしてもらうかが勝負になります
また、これは余談ですが
タイトル本文が短いタイトルはキャッチコピーも短く、
タイトル本文が長いタイトルはキャッチコピーも長く説明的である
という法則があるように感じています
これはその方が有効ということなのか、作者さんの性格によるものなのかはわかりませんが……
ランキングを眺めているとそういうことに気が付きます
とにかくランキングとにらめっこし、キャッチコピーとタイトルにある法則を観察し研究することが近道だと思います
・カクヨムの流行について
また最近のカクヨムのトレンドについてもお話させてください
最近いろいろな作品を見ていて思った所感を書きます
あくまで個人的印象なので参考程度にとどめておいてください
カクヨムではなろうと違い異世界転生が隔離されていません
また、なろうほどざまぁが必須というわけでもないようです
それを踏まえて現在のカクヨムを俯瞰してみたときにこういうことが言えると思います
【カクヨム分析】
・ラブコメはvtuberものが強いあとギャルもの
・ハイファンはエロゲ悪役転生がトレンド
・ラブコメはヤンデレものも強い
・ハイファンはスローライフは安定して強い
異世界転生だとスローライフ系や自由に生きるというようなものが強い気がします
累計1位の山からしてタグがそうです
現在週間総合ランキング100位以内にある作品だけでも山で暮らす話が3つほどありました
どこか都会から逃れて田舎でのんびり暮らしたいというような需要があるのかもしれません
またラブコメやハイファンではゲームの悪役やNTR役に転生して主人公にざまぁするものが多いかなと思います
悪役令嬢の男版というか、破滅回避系ですね
これはランキングを眺めれば大体の傾向は把握できると思います
・同一作者内作品誘導
次に、なろうでも有効な手段である同一作者内作品誘導について
こちらもカクヨムでも非常に有効な手段となっております
なろうではhtmlを駆使しないとURLでのリンクはできませんが
カクヨムの場合はなんと、本文内に直接カクヨムのURLを張ることでリンクされます
なので
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【あとがき】《新連載》を始めました!
この作品が気に入っていただけている読者さんなら、こちらも気に入っていただけると思います!ぜひよろしくお願いいたします!
↓↓↓
https://kakuyomu.jp/works/…………………………
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このようにURLを張ることで新作に誘導をかけることができます
この方法を使えば、新作にかなりの初動をブーストすることが可能です
ですがこれは前述のとおり、諸刃の剣でもあります
初動にブーストをかけすぎると、あとで余剰フォロワーが少なくなり、潜在評価を埋め尽くしてしまうことになります
なのでこれの有効活用の方法として、2週目3週目のブーストに使用するというのをお勧めします
自分の場合は連載初日に誘導を使うのではなく、4日目にまず中程度のブクマの作品から誘導をかけ
7日目に代表作から誘導、というふうに時間差で誘導を使用することをおススメします
・ランキング更新のタイミング
ちなみにカクヨムのランキング更新時間はたしか深夜3時だったはずです
更新は3時ですが、通知がくるのは7時です
はやめに知りたい人は3時に自分でランキングをチェックしましょう
・最後に
ランキングでのボーナスはかなり大きいですが
実際のところカクヨムの一ユーザーとして
個人的にはランキングから読むよりもトップページのピックアップ作品から読むことが多いです
自分の作品を見るついでに注目の作品をぱっとみてそこからよさそうなのをブクマします
なのでランキングにあがるころにはすでにピックアップで見てたりすることが多いです
上がりそうな作品はタイトルとキャッチコピーでわかるので「ああやっぱりこれ上位なんだ」となります
ランキング上位でブースト中で★が降り注いでいる作品は一日のうちに何度も注目の作品にのるのでそれが大きいのだと思います
おわりに
ざっと書いていきましたが、自分に出せる情報はこれで以上となります
駄文長文失礼しました
他にもいくつかカクヨムやアルファポリスに関するTipsがあるにはあるのですが……
それらは他の方からまた聞きで頂いた情報も多く、我が物顔で説明するのはどうかと思うので控えさせていただきます
今回は個人的な経験からカクヨムで感じ取ったことを中心に紹介させていただきました
これが少しでもなにかの役に立てば幸いです
それでは長らく本当に失礼いたしました
ではこの記事がみなさんの活躍のかてになればうれしいです。
また次回のテーマでお会いしましょう。
まだまだエッセイは続きます。
いっしょにカクヨム攻略がんばっていきましょー!
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