魔王バロールの娘
小栗とま
プロローグ エリンの2つの種族
むかしむかし。
世界の果てに「エリン」とよばれる緑土の地があった。
エリンには多くの民が訪れ、豊かに暮らし、そして衰え、去った。
まるで万華鏡のように渦巻く盛衰を繰り広げるこの大地には、
やがて、2つの相対する種族が息づく。
魔法に優れる神の一族「ダーナ族」
1つ目の巨人――と噂される妖魔の一族「フォーモリア族」
フォーモリア族の王バロールは、
ひと睨みで敵を殺す「邪眼」を持つ魔王として恐れられている。
しかし、魔王バロールにも弱点があった。
1人娘エスリンが産む子が、バロールを殺すという予言だ。
バロールは予言を恐れ、
エスリンを「巨塔(トール・モール)」に幽閉して育てていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます