元・早弁隊長は語る

先日、今年入学したばかり一年生のクラスの前を通る機会がありました。

その時はちょうど昼休みで、どの教室からもきゃっきゃうふふな可愛らしい声が聞こえてくるわけです(女子校なんで)


あー若いねぇ、なんて微笑ましく思いながら通りすがりにちら、と教室をのぞいたらですね、驚いたよ私は。


机同士をくっつけてグループになって食べてる!……と。


仲良しグループ五、六人で机を向かい合わせにして食べるやつ。そのグループが教室中に点在してるこの状況。うわー漫画やドラマでみる「高校の昼休み」だ!とちょっと感動しましたね。


私が高校に入学した二年前(2022年)は、まだ某コロナの影響が強くて昼飯も前向き・黙食が基本でした。

というか中2からその状況が当たり前だったんで、別に今更対抗とかもなかった。

その癖は二年生・三年生に上がっても持ち越され……一年生の廊下を抜け、いやーようやく普通に戻れたなぁ、なんて考えながら3年2組戻ったら皆んな前向きで食ってて笑ったよね。

(お喋りは多少あった気がする)


友達と向かい合わせで食った記憶を遡ると、最後の記憶は中学一年生の頃なんで驚きです。

友達と食う楽しさ知ってると、黙食ってめっちゃつまんないんですよ。

弁当は美味しいけど楽しくない。


それが理由かどうかは分かりませんが、高校に入るとすぐ私は「早弁厨」になりました。

三時間目と四時間目の間の休み時間に弁当食べちゃうんです。

そんで空いた昼休みは部活の練習なりテスト前ならテスト勉強なり自由に使う、という。有意義でしょ。

早い日は二時間目の昼休みに食い始めてました。

すると、面白いことに周りの友達も釣られて早弁始めるんです笑

「ハルが食べるなら私も食べる!」って。

人が食ってるの見るとお腹空くよねー


しかし早弁にもデメリットはあるんですよ。

単純に午後にお腹すくし、おのずと早食いになるので身体によくない!あと弁当はもっと味わって食べたい!

……でも食べないとお腹空く!授業中にお腹鳴るのは恥ずかしい!

難しいねー

と思いつつ、私は高三になった今も早弁厨です。

しかし今のクラスは授業間に早弁する人が少なくて寂しい。

朝ケンタッキー食いながら登校する子はいるけど、そーゆーんは早弁とは呼べないんよな。


早弁隊が減った理由としては、移動教室が増えたことかな?

二年生から英語と数学が習熟度別にクラス分けされて、ほぼ毎時間移動する日もあるので食ってる時間ないのも事実です。

んーでも、お腹空いてると集中できない!

お菓子でもいいけど、太るのとお金が勿体無いからさー


まあここまで書いて「この人黙食がつまんないから早弁してる」みたいになってるんですけど、実は昼飯は一人で食べたい派です(なんなんだ)。一人の時間がないと死ぬタイプなんで。

ただ、友達とキャッキャウフフしながら食べてる一年生は可愛いし、それが当たり前になった日常も嬉しいし、じゃあ私たち三年もそろそろ解禁でいいんじゃない?って話。


しかも冷静に考えるとさ、一年生のキミたち高校に入学してまだ二週間ちょいでしょ?友達できんの早すぎじゃない?

二年前の私は一緒に弁当を食べる友達おろか5月末まで友達すらおらんかったぞ!!


p.s.《パイナップルソーダ》(追伸)

気になってGoogle先生に聞いたところ、コロナ関係なく昼飯は授業の隊形のまま(机を移動することなく)食べる学校もあるようです。要はその学校の文化だよねって。

共学とか別学とか関係あったりする?

気になるねぇ

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