ふおんなうた(くちなし編)

ぬばたまの 夜を限りと 残る香の 白々しきは 八重のくちなし



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ぬばたま:

 黒く艶光りするあやめ科の植物(ヒオウギ)の種子。そこから派生して「髪、黒、夜、夢」等にかかる枕詞。


くちなし(ガーデニア):

 梅雨時期から香り始める夕方咲いて昼には枯れる一日花。西洋ではその白さと香りの強さから結婚式のブーケやコサージュ等によく使用される幸せの象徴。一方で日本では嫁の貰い口無し等に通じる微妙に縁起の悪い花。



 意味の取り方で解釈が変わる、真っ白な腹黒さを醸してみた。

 幸せアピールも匂わせも、過ぎればただただ鼻につく(・∀・) ンダナー

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