春驟雨のかけのこし

彼方かなたには 駆けてきえゆく 春驟雨はるしゅううの かけのこしたる 虹のアバット



(午後、急襲する春の雨。高台から眺めていると、あっという間に対岸を駆け抜けて消えていった。そして、斜陽に照らされて建設途中のまま残された虹の橋台アバットだけがポツンと)


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春驟雨はるしゅうう:春の夕立、にわか雨。

橋台アバット:土木建築用語の一つ。橋の端と端を支える土台部分。

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