第12話 クトゥグァ・中
寮に帰り、ミランダとモーリッツと一緒にクッション地帯でくつろぐ。
念動でラジオのスイッチを入れ、一応報道サロンのチャンネルに合わせておく。
しばらく、飲み物を囲んでまったりとした雰囲気が流れる。
モーリッツ、うちに馴染んできたなぁ。
そして、0時になった頃、寝る準備をしていたら、ラジオが放送され出した。
「臨時ニュースです!ゴールデンパークの火事での消火活動が功を奏し、パーク内の火は鎮火した模様!繰り返す………」
お、クトゥグァが絡んでいるにしては、ちゃんと鎮火されたな。
まあ、燃えるものがなくなっただけかもしれないが。
「続きまして臨時ニュースです、ゴールデンパークの消火活動の際、アイアンセキュリティチームのメンバー、ウェールズ氏が殉職しました!繰り返します………」
ん、なんか『勘』に引っかかるな。覚えておこう………。
今日はもう遅い、ミランダとモーリッツに寝るように告げ、俺も寝室に向かった。
次の日、昼休み。俺はセキュリティの情報を扱った、図書室のブースに居た。
アイアンについての情報を調べるためだ。
見出しの「あ」行だったので、すぐに見つかる。
どれどれ………
まず、アイアンは2200万年前に新人としてセキュリティに就職。
1200万年前に、チームリーダーに昇進し、災害担当チームを任されるように。
その程度の事しか個人情報では得られなかった。
俺は午後の授業をキャンセルして、この辺の火災の記録を洗い出す事にした。
地道に洗い出し、メモしていくと………。
あれ?5万年前からこの学園と周辺の火災が多くなってないか?
その火事を担当しているのは………ほとんどアイアンのチームだ。
臭いな。
殉職したというウェールズというセキュリティの情報も探してみよう。
うん、なになに………半年前に入ったばかりの新人なのか。
それ以外の情報はないなあ。残念だ。
俺はアイアンのセキュリティチームのオフィス―――特殊な班なのでチームで独立したオフィスがある―――を家探ししたいので、黙認するように理事長に頼んだ。
理事長は快くOKしてくれて、チームが巡回で出払っている時間を教えてくれた。
ついでに、学内では生活魔法しか使えない所(サロンの拠点と寮では何でも使える)を、その制約を解いてくれた。ありがたい。
学内では『念話』できないため、配布されている携帯電話が、この制約を監視しているのだが、その監視を今回の事件が片付くまで解いてくれる。
その辺で午後の授業が終わる。俺はミランダとモーリッツを迎えに行った。
2人に『念話』で、図書館での成果を報告、1時間後ぐらいにアイアンのセキュリティチームのオフィスを探索するからついてくるか?と聞いた。
「行くよ、家探しは得意だもん」
「今回焼けたのは僕の寮です。もしかしたら、あの時間に家に居たら僕も殺されていたかもしれない。許せませんので行きます!」
「いや、お前は「生命保障」に入っているから、殺そうとしたら強力な別のセキュリティがお前のダメージを『特殊能力:カバーリング(対象のダメージを引き受ける)』して、現場に急行するだろう?わざと留守の時間を狙ったんだと思うぞ」
「言われてみればそうですね………僕の留守を狙ったのか………」
「そういうことだ。一時間経つまで図書室で時間を潰すか」
図書館のソファーで、適当な本を読んでいると「報道」の腕章をつけた、黒髪を肩で切り揃え、黒い瞳。伊達だろうがメガネをかけた知的な美少女が声をかけて来た。
「雷鳴様ですね?私は高等部1年A組、報道サロン所属の
俺は女の子とあって、態度を柔らかくする。女の子は大事にしないとな。
彼女は切れ長の瞳が綺麗な、オリエンタルな14~15歳の外見の美少女だった。
「こんにちは、もしかして取材かな?怪しんでいることはあるけど、まだ報道するわけにはいかないんだ。ごめんよ」
「いいえ、違うのです。専属レポーターになりたいので、一緒に調査をさせて貰えませんか?今回の事を細かく記録したいんです。実は死んだ寮の住人の一人は、不出来ながら私の弟だったんです。ですからお願いします」
「うーん、秘密を守れる?俺のOKがなければ報道しないって誓えるかい?」
「はい、誓います。ですから………」
悪魔や天使にとって、誓いは大事なものだ。破ると命であがなう事になる。
だから誓いに応じる事は、よほどの覚悟がないとできないのだ。
「よし、なら一緒に付いて来ていいよ。君は俺が守るから。それと隠密行動は得意かい?今からセキュリティチームのオフィスに忍び込むんだ」
「………はい、多少の事は報道サロンで必要なので、できます」
何やってるんだ報道サロン。確かにすっぱ抜きとかよくあるけどさ。
「よし、3人共、行くぞ。ああ、如月にはここまでの経緯を知っといてもらおう」
俺は記憶球を如月に放る。如月はすぐに吸収した。
「成る程、今回の侵入は、その二つの物品を彼らが持ってないか探す為なんですね」
「そういうこと」
「アイアンのセキュリティチームの建物の横には、別の災害担当のセキュリティチームの建物があります。そこから見えないように気を付けなければ」
「ぐるっと回って裏の窓から入る?ガラス切りの道具なら持ってるよ?」
ミランダの提案。ちょっと考えて、採用する事にする。
忍び込んだことがバレたところで、特に不都合はないからだ。
アイアンのセキュリティチームのオフィスに辿り着いた。2階建ての建物だ。
隣の目を避けて裏へと回り込む。
ミランダがガラスを切る。魔力で施錠されてたがそれは俺が解除。
通常の錠になった窓の錠を、ミランダが開ける。
オフィスの中に入った。1Fは救急車と消防車の置き場―――もちろん魔法の品物だ―――で、災害対応用の装備などが整然と並んでいる。バリエーションが豊かだ。
火事に関する物が多いが、しばらく前まで魔界は冬だったので、雪害対策品が多い。
ここには何もなさそうだな………2Fに行くか。
2Fには様々な部屋がある。
それぞれ散って探す事にした。時間はあるが1カ所に4人いてもしょうがないしな。
おれは『勘』の働きに意識を集中する『勘』は第六感になり、予感になった。
何かあるとしたら、それぞれの私物が持ち込まれているロッカーだと『勘』が囁く。
大当たりだ。
どのロッカーを開けても、三つの同心円の中心に様式化された炎の印がプリントしてあるヴェールと、柄に同様の印が刻んである大量の松明の持ち手(白檀製)が出て来た。唯一何もなかったのは、殉職したウェールズさんのロッカーだけ。
ここのメンバーは、みんなクトゥグァに帰依してしまっているようだ。
アイアンのロッカーからは、麻薬も見つかった。匂いからして阿片系の麻薬。
俺はまずヴェールに『教え:観測:説明書』をかける。
「クトゥグァの領域を人間の息で汚さぬようにつけられるヴェール」と出た。
素材は「綿」「鉄」。模様は「クトゥグァの印」だ。
次、松明の持ち手。
「「松明に力を与える」の呪文で作った鉄の松明を挟むための持ち手」
素材は「白檀」金具は「鉄」。模様は「クトゥグァの印」だ。
ヴェールと松明の持ち手は一つずつ確保しておく。
これだけでも、告発はできるのだが、まだ中途半端だ。
後どこを調べたらいい?
そう思っていたら、資料室に居たミランダに呼ばれた。
「隠し戸にノートがあったから調べてみたら、こんなのが出たよ!」
渡された物を見てみると何かの図面だった。
「貯金」がたまったので、自宅の敷地に「拝火の神殿」を設置する、と書いてある。
どうもこれはその神殿の設計図らしい。
それと、帳簿のようなものがある。
調べてみると「貯金」とは放火した家から盗んだ金品だと分かった。
やっぱり放火してたか。
「よくやった!アイアンの自宅に行かないといけないな」
アイアンは仕事に出て来ているので、チャンスだろう。
そう思っていると、知らない番号から携帯に連絡があった。
取った方がいいような気がするな。
「はい、雷鳴ですがどちら様ですか?」
「災害セキュリティのスティーブンといいます。ラジオであなた方の事を知りました。連中が話しているのを聞いてしまったんです。奴らはウェールズが「意志が強く洗脳できないので処分する」と話していました!その他にもお見せしたいものがあるんです。今晩、私の家に来ていただけないでしょうか?住所は中級表淫魔領の×××です。そこの3階になります。ああ、もう行かなくては」
「分かった、お邪魔させてもらう」
電話は慌ただしく切れた。
「みんな………という訳だ。今夜はアイアンの家ではなくスティーブンの家に行く。どうせアイアンは明日も出勤だ。授業返上で忍び込むさ。お前達はどうする?」
「あたしは、雷鳴が行くならどこにでも行くよ?」
「僕も今回はお供させて貰います!抜けた分の授業は後で、自分で勉強します」
「ミランダにも教えるから、お前も混ざるといいよ」
「ありがとうございます!」
「如月さんは………ついてくるのか?」
「はい、私も最後までお供させて貰います!」
夜―――8時ぐらいで良いか?―――になるまで3時間ほどある。
俺達は寮で休むことにした。
「ねえ、雷鳴。今回の証拠だけで、アイアンとチームを首にできるよね?理事長先生が殺すかもしれないけど。それじゃダメなの?」
「そうなんだけど、まだ調べた方がいいって『勘』がいうんだ。俺は『勘』を無視してロクな事になった試しがない。お前たちは手を引いてもいいんだぞ?」
「んーん、雷鳴が調べるって言うならあたしはいいよ」
「ここまで来たら、徹底的に調べましょう、先輩」
「んーお前ら、いい子だなぁ」
思わず2人を撫でくりまわしてしまう、かわいいなぁ、こいつら。
ミランダとモーリッツはくすぐったがって笑っていた。
さて、7時50分だ、そろそろ指定された住所の真上に『テレポート』しよう。
全員が俺につかまって………「テレポート」
目的地に………っておい、3Fが火事だ!?
俺は即座に全員に耐火魔法と、結界を纏わせる。やりたくないが仕方がない。
突入して消火だ!
ある程度消化が進むと、倒れている男が目に入った。だが―――。
男―――スティーブンは、大事に掴んでいたバックパックを俺に放り投げ、何かを言おうとしたところで、ぱあん、という音と共に体が内側からはじけ飛んだ。
その体内から「炎の吸血鬼(クトゥグァの奉仕種族)」が出現し、目にもとまらぬ速さで暖炉から逃げ去っていく。
………スティーブンは即死だった。
俺は
この男はおそらく、俺に連絡を取ったから殺されたのだ。
墓ぐらい作ってやろうと思う。
まともに無事な物品が、死の間際に投げてよこしたバックパックだけだったので、俺達はバックパックを持って寮に引き上げる。
その中身は、DVDと一枚の紙だった。
紙の内容は2つの住所だ。
ひとつの住所には「アイアンの家」と書かれており、上級表淫魔領の住所だ。
もう一つは題名こそないが俺の記憶によれば、レヴィアタン領(海魔領)とアスモデウス領(淫魔領)の境にある倉庫街で、低級表淫魔領の一画だ。
どっちから調べるか迷ったが、DVDを先に調べる。
「高画質化!」とメモにあったので「教え:観測:画像鮮明化」をDVDに使う。
その上で、ノートパソコンを取り出して(ちなみにこのノートパソコンは人界での
任務(黒と白が聖女の周りで踊る旅、参照)で使った思い出深いものである。チューンナップはしたが)DVDを再生した。全員で覗き込む。
どうも、ゴールデンパークの火災の最中にこの映像は撮影された物のようだ。
木々の生い茂る場所に立っている、セキュリティの制服の背中が見える。
3人いるようだ。
そして襟元に縫い取られている名前もはっきり確認できる。
アイアン、ワトスン、オコナー………いずれもアイアンのセキュリティチームのメンバーだ。ほかに5人ほどメンバーはいるが、ここには出てこない。
俺の手元にあるショールと同じ物を彼らはつけており、これも手元にある白檀の松明の持ち手に入れた鉄の松明を使用して、炎の吸血鬼を召喚する儀式を行っている。
映像が進むにつれ、炎の吸血鬼が周期的に明滅しながら顕現し、セキュリティの3人が炎の吸血鬼に優しく触れ、軽く撫でた後、公園へと解き放つ様子が写っている。
10匹ぐらいいた。
それが公園中に散ったのだ、大火災にもなるというものである。
「これで決定だな。あのチームのメンバーは多分死んだ奴を除いて全員放火魔だ」
「理事長に言いに行くの?」
「いや、あと、この紙の住所を調べてからだ」
「アイアンの家と、倉庫街?」
「ああ、倉庫街には今から行く」
「今から!?真夜中だよ!?」
「だからだ。今日はアイアンに夜間シフトはないから家にいるはず。出勤して来ていて、家が留守な所を狙いたいからな」
「ああ、なるほど………」
「3人共一緒に来るのか?」
「「「行きます」」」
そんな訳で、『テレポート』で目的地の上空に出た。
倉庫が立ち並んでいるが、どの倉庫が当たりなのかは『勘』任せだ。
『勘』といっても『予言』『啓示』と同じ精度なことはご存じの通りだが。
俺は1つの倉庫を指し示す「あれだな」
そこは表は太い鎖と南京錠がかけられているが、ミランダの調べで裏口が壊れて開いていることが分かった。よくやった、ミランダ!
中には、ぼろぼろの服を着た老人が一人胡坐をかいている。
その指先の上では、光を放つ炎の吸血鬼が1匹素早く跳ね回っている。
老人は、ぞろぞろ入り込んできた俺達に一切構うことなく、自分の燃え盛るおもちゃ を心いくまで楽しんでいるように見えた。
人間の外見で言うなら百歳は超えているだろう、髪は無く、歯もないように思う。
気味が悪いのは、全身を覆うかと思うほどの火傷のあとであり、治った後また焼け て………と繰り返したようだ。新しい火傷のあともある。
くらっとする、気味が悪い。多分今回初めて正気度が削れただろう。
老人は顔もあげずに話し出した。目は炎の吸血鬼に釘付けである。
「お前さん達、彼を探しに来たんだろう、違うかい?」
「彼?誰の事だ?」
「わしは彼ではないよ。彼はここにはおらん。ワシももう潮時だ、逝くとしよう」
『教え:観測:人物鑑定』をかけてみた。
「正気度:0」「ネスターのカルトの元モベド」
色々出た中で重要なのはその2つだった。要はこいつに話は通じないのだ。
ネスターのカルトは、理事長に情報球として貰った「火を崇拝する者たち」に記載があった。以下は「火を崇拝する者たち」からの引用だ。
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随分古くに人界にあったカルトで、源流はゾロアスター教だ。
ネスター=モベダン=モベドはゾロアスター教の原理主義者、自称予言者だった。
ネスターは、裕福な神官階級の唯物主義を批判し、少数の信者たちと共に荒れた高い山へと姿を消した。20年が過ぎ、ネスターが忘れ去られた時、ぼろを着た軍勢を率いてネスターは山を下りて来て、都市の大部分にたいまつで火を放った。
ネスターたちは王宮(彼らは王宮を黄金の塔と呼んでいた)に到達してそれを破壊する 前に、都市の守備隊の反撃を受けて潰走した。その時に殺された中にはネスターもおり、一般的にこのカルトはそこで消滅したと人界では考えられている。
しかし、このカルトは消滅していない。
生き残った者たちは火への崇拝を存続させ、自分達の信仰、儀式、生贄の秘密を守っている。大神官の血筋は受け継がれ、現代にいたるまで続いているのだ。
信徒たちの間でモベドと呼ばれる者(一人ではない)が、儀式を先導し「ネスター書簡」という書物(普通コピー)に書かれた礼拝儀式を保護する責務を担っている。
「ネスター書簡」は本人が肉筆で戒めを記したものだ。
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この情報が頭をざあっと駆け巡る。他の3人にも情報球を渡しておく。
俺達が―――話しかけても反応しないので―――対応に困っていると、老人は腕を合わせ、手のひらを上に向ける。
すると、炎の吸血鬼がその腕を転がりおり老人の胸に寄り添う。
炎の吸血鬼が皮膚と肉を燃やし、火ぶくれを作る。肉の焼ける匂いが立ち込めた。
老人は恍惚とした表情をしている、さすが正気度0だ。
「間もなく黄金の塔は火柱になるであろう!1億年前に私が同じことをしたが、彼が再び行うであろう!今、星辰は正しい位置にある。あの時も星辰は正しい位置にあった!」
老人は、炎の吸血鬼を自分の喉に飛び込ませ、炎と内臓を爆ぜさせて死んだ。
実りがあったのかどうか………「彼」がアイアンだろうことは想像がつくが。
「黄金の塔ってどこだろうな、アイアンの家に手掛かりがあると思うんだが」
「アイアンの家に行くのは明日だよね?」
「ああ………それまでに啓示を降ろせるようにしてみる」
「なら、私も付き合う。啓示を聞く人が必要でしょ?」
「そうだな、頼む。後の2人は寝ててくれ。如月さんは泊まるのか?」
「そうさせて貰えると有難いです。明日早いんですよね?」
「ああ、早い。じゃあ、全員でうちの寮に帰ろうか」
ちなみにモーリッツが客室を如月さんに譲ったので、リビングに居るのは俺、ミランダ、モーリッツになった。モーリッツは起きているつもりらしい。
俺は全身の力を抜いて、深く瞑想する、深く、深く―――瞑想して1時間後ぐらいだろうか、意識が途絶えた―――。
すぐに意識は浮上する。
「ミランダ、モーリッツ、俺は何を喋った?」
「えーとね、まとめると、アイアンの家に行けば全て分かるって。探すべき場所は書斎とガゼボ(あずまや)だってさ。あと、アイアンを止めろ、大災厄になるって」
「止めるチャンスは明日の午後です、が5時になる前に止めないとダメだそうです」
かわるがわる2人が解説してくれる。
モーリッツに多少の知識があったらしく、色々質問したのだそうだ。
「要はこうだな、明日の朝アイアンの自宅を家探しする。探すべき場所は書斎とあずまやだ。午後になったら奴は何かの行動を起こす。それの詳細はアイツの家でわかる。その行動を5時までに止めないと災厄が起こる、と」
「うん、そんな感じ」
「はぁ、なら仮眠をとるか。目覚ましは7時にセットしておく」
「はい、分かりました」
こうしてつかの間の眠りに落ちるのであった―――
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