第10話 ミランダの冒険(イゴーロナク)
~今回の語り手・ミランダ~
ある朝の事だった。
あたしはマグカップに血を注ぎ、リビングのクッション地帯でくつろいでいた。
普通ヴァンパイアは朝に起きたりしないが、学校があるんだから仕方ないでしょ?
とはいえ、眠いものは眠い。ふにゃあああ。
あたしは天使の姿を映しとって、死にかけたバカなドッペルゲンガーだった。
でも雷鳴があたしをヴァンパイアにすることで、生きのびる事ができたんだ。
写し取った天使の情報は、劣化を伴いながらも定着し、あたしの個性になった。
もうドッペルゲンガーの能力は使えない。今のあたしはヴァンパイアだ。
今は助けてくれた雷鳴の娘となって、ディアブロ学園に入学しているよ。
あたしは、雷鳴に恩返しができてるだろうか?
雷鳴はヴァンパイアとして1人前になって、側にいてくれればいいという。
その1人前の基準がすごい高いんだけど、本人は気付いてないみたいだねー。
あたしはまだまだって事だ。当分は庇護下に置かれる可愛い娘のままだね。
そんなことを考えていると、雷鳴も起きてリビングにやってきた。
血の入ったマグカップを持っている。それをテーブルに置き―――?
なんだろう、様子がおかしい、フラフラしている。
「雷鳴っ、どうしたの?!」
雷鳴はクッション地帯に倒れ込んできた、とっさに受け止め、頭を膝に置く。
治癒魔法をかけてみたけど、ピクリとも動かない。
もしかしてあれかな?
雷鳴は時々、宇宙からの啓示を受けるという。
あたしは今までその状態に出会った事は無いけど、聞いてた症状とソックリだ。
「………ロク」
「え、何て?なんて言ったの雷鳴?」
雷鳴がその状態になったら、一言一句逃さずに聞き取れ、質問もして構わない。
そう雷鳴の
「イゴーロナク………殺された娘………まだ殺す………娼婦………下流表淫魔領………リゴールパークのゴミ箱………アダルトショップ………ミランダよ………探せ、探せ、イゴーロナクが………」
ここで雷鳴はぱちりと目を開けた。見下ろすあたしと目が合う。
「頭痛い………俺、もしかして啓示で倒れたのか?」
「そうだと思う。あたし初めてだから、聞き取るだけで精一杯だったけど」
「あー。何て言ってた?」
あたしはそのまま伝えた。
「イゴーロナクは邪神だな………多分こいつに誰か殺された。その殺した犯人を捜せと言っている。イゴーロナクは憑依で「こっち側」に顕現する邪神だから、その憑依体を探せと言ってるんだと思う。死体は多分、下流表淫魔領にあるリゴールパーク(公園)のゴミ箱の中だ。多分だけど犯行現場がアダルトショップだな」
そしてあたしに目を向けて言った
「で、これはミランダが解決するんだ。啓示の通りにな」
「ええっ!でもあたし、荒事とか無理だよっ?」
「大丈夫だ、護衛をつけてやる」
そう言って雷鳴は誰かに『念話』をし始めた。
雷鳴は沈黙して、虚空に向かって誰かとぶつぶつと話している。
人界でやったらただの危ない人だけど、魔界では『念話』中なのね、で済む。
携帯電話無しで、遠くの誰かと話してるんだと思えばいい。
相手は誰か、雷鳴の配下のようだった。
「………よし、こっちに呼んだ。下流表淫魔領にあるリゴールパークのゴミ箱の前で、死体拾いとかが来ないように見張らせてある。お前も行くんだぞ、ミランダ。相手の名前はラキス。クラッシュジーンズとTシャツで来るように言ってある。種族は
「本当にあたしが行くんだね………」
「ラキスが居れば大した危険はないって俺の『勘』も言ってる。一人で放り出す訳じゃなしそんな顔するんじゃない。最悪頼ってこい」
「分かった………!気合入れて行ってくる!」
「それでこそ俺の娘だ」
仕方がないのであたしは覚悟を決めた。
雷鳴が薄情な訳じゃない。自分が出て行くまでもないからあたしに任せるのだ。
最悪、来てくれるんだから、あたしはやれることをやればいい。
できるだけ雷鳴に褒められるように解決したいな………。
あたしは上流の表淫魔領にあるディアブロ学園から、下流表淫魔領まで移動する。
高速飛行の術での移動だ。『教え:瞬足4』のおまけつき。
リゴールパークには行った事がないし、ラキスさんとやらには会ったことがないので、そこを目印に『テレポート』を使うことができないからだ。
目立たない所で術を解除し、リゴールパークに入る。
その長身の女性は目立っていた。クラッシュジーンズに黒いロゴ入りTシャツには、魔界古語で「ぶっ壊す」と書いてある。古語なのでまず他人には読めないが。
見た目は淡いピンクの唇、肩で切りそろえた銀髪、白磁の肌、175㎝の長身。
見たところでは、武器は持っていないが、何故か腰に蝋燭立てを下げていた。
「ラキスさん?」
「そういう君はご主人様の娘さんのミランダ様だね?ご主人様に呼ばれて馳せ参じたよ!好きに命令してくれたまえ!とりあえず、この辺の死体あさりは皆まとめて地面にキスさせておいたからね。自由に調べて貰っていいよ」
豪快な人だな………。
「ありがとう、調べてみるよ」
リゴールパークのゴミ箱を確認して回ったけど、全部に女性(かなり若そう)のバラバラ死体が入っていた。
かなり切り刻まれた挙句、四肢を切断されて捨てられたようだ。
ああ、頭も出て来た。結構かわいいのにこんな風に殺して、勿体ない。
あたしは『教え:観測:説明書』を死体に使った。
『名前:メリィ、性別:女、種族:表淫魔、職業:娼婦』
うーん、死体だし、あたしが使ったんじゃこんなもんか。メリィさんね。
ここは魔界なので、死体ぐらいでいちいち騒がない。
でも、情報を集めるには、ここら辺の人に彼女の死を認識してもらう事が必要だ。
それには………
「ラキスさん、透明化の呪文使える?使えないんだね?」
確認して『インビジビリティ(透明化)×2』を強化して使う。
「その死体、広場の中心に組み立てて置くから、黙ったまま持って来て?」
即席のオブジェが広場の真ん中に出来上がった。
これで後は、周りに彼女の死を周知させるだけ。
「ラキスさん、時間を置くから、一辺寮に戻るよ」
「私も行っていいのかい?これは光栄だな」
あたしは寮に戻って来た。雷鳴は授業中らしい。
あたしも授業に出るので、ラキスさんにはリビングでお留守番しててもらおう。
帰ってきたら、雷鳴とラキスさんがお茶(お茶じゃなくて血だけど)してた。
「ただいまぁ~」
「よう、どうだミランダ。被害者の身元は分かったか?」
「まだ。でも知ってそうな人達に宣伝はしといたから。明日の夜にはなんか出るんじゃないかな?夜に「立ちんぼう」に聞き込みするよ」
「立ちんぼう」とは、夜、街角や公園に立って客引きする娼婦の事だ。
「宣伝したのか………身元バレだけはするなよ?一応俺からアルヴィーさん(表淫魔領の顔役)には言っといたから、バレてももみ消せるけど。まぁ下流表淫魔領だから、まずバレないとは思うが気を付けろ」
「やだなぁ雷鳴。ちゃんとインビジビリティ使ったよ」
「下流表淫魔領だから大丈夫なんだぞ」
「分かってるって、ちゃんとするから。じゃあ、おやすみー」
次の日はすぐに来た。
ヴァンパイアは寝てる間「死んでいる」ので、時がたつのが早いのは当たり前だ。
夢を見る事の出来るヴァンパイアもいるらしいけど。
客室に泊まっているラキスさんも起き出してきたので、おはよう、と言う。
取り合えず授業に出る。ディアブロ学園の授業は実践でもためになるものだ。
寮に帰ったら、私は念入りな変装をした。下手な魔法はバレるので物理的にだ。
夜、ラキスさんを伴ってリゴールパークに行く。
ラキスさんも、勿論キッチリ変装をしてもらっている。
とりあえず、パークの中にピンとくる悪魔がいないか探す。
何人か空ぶってから、やっと「ピンとくる」悪魔を見つけた。
ベンチの横に「立ちんぼう」の女性が見えた。情報源は彼女だろう。
あたしはその人に声をかけた。
「女が何の用?」
警戒する彼女に「聞きたいことがあるの」と言って、金貨を5枚握らせる。
「………何が聞きたいの?」
あたしは手の上にマリィの顔を出して
「彼女の事よ」
「私と同じ娼婦よ。6か月前初めてパークに顔を出したの………通報はしてないけど、麻薬中毒だったかもしれない。」
麻薬は悪魔が人に吸わせるもので、決して悪魔がハマるものじゃない。
その信念から、悪魔司祭(警察)は麻薬の乱用を厳しく取り締まっている。
「死んだ夜の情報は何かないかな?」
彼女の手が催促するように動いたので、もう5枚、金貨を握らせる。
「死んだ夜、コリン=ハモンドっていうアダルトショップの親父と言い争ってたよ。そいつは2時頃にも公園内で大型馬車を運転してるのを見たね。他に何かないかって?あの夜はマリィをそれ以外で見てないんだ。たぶんスティッキーのバンドを見に行ってたんだと思う」
あたしは、バンドを見に行ってたんじゃないと直感した。
怪しいのはコリン=ハモンドの方だと。
「アダルトショップ」は雷鳴の啓示の情報に出て来ているんだから。
「彼女はどこで寝泊まりしてたの?モーテル?廃屋?」
あたしはもう2枚彼女に金貨を握らせた。
「廃屋だよ、住所は×××」
「あんた、なんでこんなことに頭を突っ込むのさ?犯人が発覚したって、人界と違って罪になる訳じゃないんだよ。止めとけばいいのに」
「好きでやってるわけじゃないよ!じゃ、サヨナラ」
変装しているので、後味の悪い口封じはなしで良いか。
「バンドのメンバーと接触するのは無駄だって『勘』が言うから、廃屋に行くよ。多分何か見つかると思うんだけど………」
私の『勘』は雷鳴に比べてまだそんなに鋭くない。もどかしい。
廃屋ってあれかな?普通の家が周りにあるから浮き上がって目立つね。
灰色のレンガ造りの家は珍しくもないけど………。
ペンキで「家が必要?物件はこちら。ただし乱雑」と書いてある。
玄関にはドアはなく、波型のスチール版が打ち付けてあるだけ。
隅っこをめくると中に入ることができた。
「@:*|¥=」
というか、麻薬は悪魔が人間に使う物であって、自分で使うのは違法だ。
これこそ、健全な悪魔が警察(悪魔司祭)に通報するべきことだろう。
後で匿名で通報しておこう。
あたしは体重が軽いからスイスイ移動しているけど、ラキスさんは床に足をとられているみたい。寄りかかってもそこの壁が腐ってて役に立ってない。
仕方がないので、あたしは安全なルートにラキスさんを誘導する。
こういう盗賊めいた事は何故か得意なんだよねぇ。
あたしは、目についた部屋全てに『教え:観測:説明書』をかけて回った。
そしてそのうちに、当たりを引き当てた。
「マリィの部屋」と説明が出た部屋は、物置よりは少し大きいぐらいのものだった。
シミのついたマットレスが床の大半を占めている。
空いている場所には衣類と化粧品が散乱している。
乱雑にごみの散乱した場所を探ると、家族写真らしきものが出て来た。
らしき、というのは1人分が切り抜かれてしまっているからだ。
壁にべたべたと貼られた有名人の写真の中にあたしは違和感を覚えた。
あの写真は。家族写真の空白にぴったりな―――そう、マリィの写真だ。
有名人の写真の中に自分の写真を紛れ込ませて―――。
彼女は空想に耽っていたんだろう。可哀そうな女性。
家族写真の背後には、”ハモンド・アダルトショップ”の看板がある。
そういうことか、家出して連れ戻しに来たんだ。張り込んでみる価値はある。
殺された夜の彼女が唯一接触したと思しきは、マリィの父親だけだったのだから。
父親の名前は確かコリン=ハモンド。パークでの目撃証言もある。
こんな所で暮らさず、店で雇ってもらえばよかったのに。可愛いんだから。
路上を選んだのは、多分父親が淫魔街に顔が利くから。
情報が親に渡るからだろう、そんなに能力が高い親なの?
これをラキスさんに告げて、そのまま―――ラキスさんはまた廃屋で床を踏み抜いてしまっていた―――ハモンド・アダルトショップへ。
正面にしかドアがないのを確認して、ショップを監視できそうな場所を探す。
これは全然困らなかった。下流表淫魔領はつねにごみごみしているからだ。
あたしは大きなコンテナの影を選んだ。
レズ・カップルがイチャイチャしているように見せかけておく。
ラキスさんはくすぐったそうにしていた。
夜明け―――と言っても魔界に光はささないが―――が来ようとしているとき。
一人の女性が店の扉をくぐった。情報収集したあの娼婦だとすぐに気付く。
彼女が入ってすぐに、ドアには「CLOSE」のプレートがかかった。
頭の中がざわざわする。雷鳴はそれは可能性の分岐だと言っていた。
多分、これはあの女性を助けるかどうかの分岐なのだとあたしは気付く。
あたしは―――おそらくだが、彼女を見捨てた。何も行動しなかったのだ。
3時間ほどして、夫婦が店から出て来た。
コリンは目立たない男で、弱弱しく控えめな性格に見える。
妻の方は脂肪の塊だ。テントが作れそうな布地を使ったワンピースを纏っている。
あれが淫魔?!ああ、そうだ。ああいうのが好きな奴もいるんだった!
多分亭主はそういう趣味の男なのだ。
2人は重そうな袋を持っていた。おそらくあれは「彼女」のなれの果てだ。
どこか、自分たちとかかわりのない所へ捨てに行くんだろう。
いくら罪にはならないとは言っても、店があるのだ、外聞は気になる。
いつでもバラバラ死体のある店なんて入りたくないよね。獲物になりたくないし。
そして、わたしたちにとってはチャンスだった。
私は表門のカギを、カギを使ったかのように簡単に開けてみせる。
感心するラキスさんを伴って店の奥へ。
途中、夫婦の写真を収めたSM雑誌を見かけた。見たくなかった。
店舗を抜けると、リビングと台所がある。
何も感じないし、へたったソファーには何もないので、2Fへ上がった。
2F、私はバスルームの洗面室で麻薬を発見していた。
ヘロインだ。たぶん1ccでも人間には致死量だと思う。それが大きな瓶であった。
絶対通報しないといけないな、と思いつつ他の部屋へ。
『勘』が他に反応するのは奥の部屋だ。そこへ急ぐ。
ドアを開けると、腐敗臭の混ざった嫌な臭いの空気が廊下に噴き出す。
明かりはない。探ると、スイッチが壁からえぐり取られて垂れさがっていた。
どんだけ、明かりが嫌なのさ?私もラキスさんも暗視ができるから平気だけど。
部屋には、何だか悪意を感じるフックと手かせが、天井からぶら下がっている。
フックからは悪臭がする、おえぇー。
鎖が、木の床に焼き付けられた奇怪な印に沿って張り巡らされている。
これは………読んだことがある!イゴーロナクの印だ!
あたしはハモンド夫妻の帰宅を待ち受ける事にした。
マリィのことはともかく、邪神の事は本人に聞くしかなさそうだったからだ。
ラキスさんが2Fの階段付近で待ち受ける。あたしは闇に潜んだ。
鍵が開いていることに気付いた2人は、バタバタと2階に上がって来た。
上がり切ったところで、ラキスさんがパワフルにも2人同時に足払いをかける。
2人は、どたんと倒れた。そこに声をかける。
「慈悲をあげるよ。イゴーロナクをもう召喚しないなら、配下に加えてあげてもいい。けど、止められないなら死んでもらう。答えはどっち?」
それは、奥さんのうなり声が答えになった。
すごい勢いで、ラキスにつかみかかったのだ。
だが、手を捕られてあっさりと投げられる。
「殺していいのかな?」
ラキスがあたしに聞く『説明書』を奥さんにかけると「正気度:0」と出た。
ので、容赦は要らないだろう。この女は狂人だ。
コリンのほうにもかける。やはり「正気度:0」だった。
奥さんは、ラキスの相手になってない。
ラキスが腰に下げていた蝋燭立てはみるみる大きくなって、1mほどの小型の槍になった。それを振るって、ラキスは奥さんの「悪魔の核」を正確に貫く。
奥さんは絶命した。
その間にコリンは変化を始めていた。
体が膨張していき、凄いデブが出来上がる。勿論服ははじけ飛んでるよ。
頭が後ろに倒れ、コリンが何か絶叫すると、それは肉体に飲み込まれる。
そして、両手のひらに、口が出現する。
ガンっとあたしは頭痛を覚えた。正気度の減る感覚。でも逃げる訳にはいかない。
こいつを異界に送り返さねば、雷鳴から受けた使命は終わりじゃない。
ラキスさんは、ふらりとして倒れそうになっていた。
「ラキスさん!二人でかかろう!あたしは壁走りするから気を付けて!」
「っ!ああ、わかった!」
良かった、
戦闘は長引いた―――ラキスさんは結構な負傷を負ったはずだが、顔に笑みを浮かべて嬉々として戦闘していた。戦魔の本能って凄いな。
加えて槍は3m程にのび、廊下の壁は薄っぺらい紙のように裂けた。
正直、戦闘に介入できなかった。ラキスさんは本当に強い。鬼神のようだ。
何度か投げナイフは命中させた。それが限界。
雷鳴がラキスさんをつけてくれてなければ、あたしはここで死んでいただろう。
パン、と音が鳴った。
ラキスさんが、イゴーロナク(正確にはその化身)に勝ったのだ。
元コリンが爆発四散し汚らしい黒いものが降って来た。
それで、また正気度が減った。
あたしは平気だったがラキスさんがケラケラと笑い始めている。
あたしは慌てて『精神治癒』をかけ、彼女は気分悪そうにしつつも普通に戻った。
後の処理は簡単だった。
魔帝庁(役所)で、やったことをそのまんま報告しただけである。
ここは魔界、今回やったことは全て違法ではないのだから。
麻薬の所持を強調して告げておいたら、お褒めの言葉を頂いたぐらいだ。
魔帝庁は、麻薬に敏感だからねー。
帰ると雷鳴が笑って迎えてくれた。どうも水鏡で見ていたみたい。
「仮にも邪神相手によくやった!でも最後の奴で正気度減ったろ?2人共入院な」
とは言われたが、すごく褒めてくれた。
あたしは、使命を達成してハッピーだ。
ラキスさんも褒められて嬉しそうにしている。彼女は命の恩人だね。
病院にて。
配慮によって隣同士のベッドに寝かされたあたしたちは、親交を深めるのだった。
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