RIMのうつ病現在(三度目の波)



2021年12月27日、彼と最後に会った日です。


その後私は彼の言葉に耐えられなくなり、別れる道を選択しました。




私には10年付き合っていた彼氏がいました。


学生時代に就活で出会った彼とは、上手くいっているように感じていました。


いや、そう感じようと頑張っていたのだと思います。


うつ病だと言っても責めず、一緒にいてくれたので、理解してくれているのだと思い込んでいました。


いや、思い込みたかったのです。


その件に全く触れられなくても。




うつ病を治して、二人で住みたいから来て欲しい。


そういった内容でした。


普通に生きてくれと。




私は嬉しさの中に強い恐怖を感じました。


このうつ病は果たして治るのか?


そもそもうつ病は寛解を目指すもの、受け入れて生きていくもの、完全に治すのはもう難しい。




そもそもうつ病は脳の病気なのです。


病気を期限付きで治せと言われているのです。


そのことにまず、憤りを感じました。




彼は両親がうつ病理解者じゃないからと説明していましたが、私は彼自身が受け入れてくれていないのだと感じました。


再発の不安もありますし、ましてや一年で良くなるとも思えませんでした。


それどころかこうして、悪化しています。




この頃、仕事の疲れが出てきたのか、じわじわと状態が悪くなってきていたのです。




彼は仕事を頑張るから、お前は頑張ってうつ病を治してくれと言われました。


うつ病に頑張れは禁句なのに、それを彼は知っているのに、矛盾している言葉を言われる。


背筋が凍っていくようでした。




家事をお願いされるのでその事を聞き返せば、「そんな努力もできないのか」と言われ、私の不安はさらに強まりました。


私がその頃、家事も続けられないくらいの状態だったこともあります。


家事が出来るくらいなら仕事も出来ているはずです。


仕事もまともに出来なければ家事も出来ない、趣味すらも満足に出来ない、そんな状態で。




私は自分の状態を責めたり、彼の理解のなさへの怒りなどでたくさん考えました。


過去に傷付いた言葉なども思い出してはまた怒り、精神が荒れていきました。


我慢していたのです。


この10年間、私は本当は彼に対して我慢していた事があったのだと気付かされました。


ひとつひとつ言葉にして、書いて、自分の頭の中を整理していきました。


三ヶ月ほどメンタルが荒れてから、鬱の症状が徐々に強まっていきました。




彼だけが悪い訳では無い、相手が私じゃなければ上手くいっていたかもわからない、けれど私には無理だと判断しました。


私にとってこの選択は間違いではなかったと思っています。


私と彼はこれ以上関係を続けられないと思いました。


そして別れを選択したのです。




友達にも相談しました、病院のグループでも相談しました、先生にも報告してうつ病の治療を再開しました。


仕事が全くできなくなり、一年が過ぎました。


しかし、人に相談出来るようになった今では、過去の鬱より状態が早く良くなってきているように感じます。


それは救いでした。




このお話は、同じBOOKの『うつ病再発から一年経った現在の状態』でも書いていますので、合わせてお読みいただければと思います。

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