第8話悲劇
赤ら顔君のスイカとおれことアボカドは、田舎町を走り、軽トラから下ろされた。
赤ら顔君はこの季節、涼しい井戸水に浸かっていた。
おれは、テーブルの上に無造作に置かれた。
毛深い男が、子供達を呼んだ。
今から、スイカ割りをするらしい。
「先生、助けてくれっ!頭を割られる」
「おれに言われても……」
赤ら顔のスイカはガタイのいい男の子に金属バットで頭部を殴られた。
グハッ!
赤ら顔は血を流しながら、子供達に食われた。
おれは、どうなるのか?
「光子さん、アボカドは?」
「おじいさん、買ってあります」
入れ歯のじいさんはおれを真っ二つに割り、種を取り、そのくぼみにわさび醤油を掛けて、食われてしまった。
じいさんはゲップした。
また、僕は大魔王室に入ってパイプ椅子に座っていた。
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