喫茶

「あ、その、初カノとか困ります…」

「俺は手を繋がれるのとかも困るし…」


俺は意を決してそんなセリフを吐き、

彼女に俺のハツカノになることを諦めてもらうべく言葉を続けた。


「その、つまり、俺はまだ、誰かと付き合うとかそんな状態ではなくて…」


「ちょっと待って、私、今、ふられる瞬間ってことなのー!?」


彼女は突如として怒った顔になり、とはいえ、怒った顔なのに美少女なのは変わらず、俺はドギマギすることになるのだが。

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