(230) 桜便り
①
「今朝 あなたの好きな桜が咲きました」
君が僕にくれた淡いピンクの花びら
手のひらにそっと乗せてみたら
そこだけ優しい香りがした
手を繋ぎ歩いた 桜並木
いつかまた君と歩きたいな
仕事に追われくじけそうな
こんな毎日だけど 大丈夫
沢山の元気を 今 もらったよ
ありがとう 君からの 桜便り
②
「この空の色をあなたも見てますか?」
文字と文字の隙間に君の涙が落ちてた
踏切のゲート 上がってゆく
冷たい風に押されながら
人ごみに紛れる いつもの朝
胸のポケットには君の写真
凍てつく空を見上げ思う
春はまだまだ遠い場所にある
「頑張って」最後にエールをくれた
ありがとう 君からの 桜便り
愛しい 君からの 桜便り
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