影武者
あぁ、まただ…
また、影武者として働いている。
誰からも頼まれてないのに。
気付いてしまったから、やってる。
誰かがやらなきゃ、だから、やってる。
誰もやらないから、やってる。
好き好んで、自分に割り当てられた以外の仕事をする人なんて、いない。
そんな余裕ない。
皆、忙しい、…らしい。
自分にも、余裕ない。
けど、
気付いてしまったの。
誰かがやらなきゃ、だけど、誰もやらないことにも。
言い出しっぺの責任?
何をどうすればいいか、分かっているから?
見てみぬふりなんて、出来ない。
不器用なだけ
お人好しなだけ
見ていてイライラするの、分かっているのにやらない人
やるのがイヤで、ひたすら他人に押し付ける人
ズルい人
やらない宣言する、ズルい人達。
…わたしはズルい人にはなれないから
断れないから
だから、
人知れず、
人の何倍も仕事を抱えてる。
ひっそりと
悲鳴を上げてる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます