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 こういう時は冷静になって考えなきゃ。逃げるのが無理でも、何か助かる方法がきっとあるはずだ。


 この場を乗り切る何か良い方法は……。




 ――くっ、何も思い浮かばない。というか、もう鎧の騎士は眼前に迫っている。悠長に考えている暇なんてそもそもなかった。もう攻撃を避ける力も余裕もない。


 鎧の騎士は狂喜するように飛び上がり、巨大な拳を僕たちに向かって振り下ろそうとしている。




 あぁ、もうダメか……。でも悔いはない。僕は僕の信念に従って行動した結果だから。タックさんを見捨てて逃げて、そのことを一生悔い続けるよりはマシだ。


 直後、巨大な影が僕を覆い尽くし、振り上げられた拳は僕に迫って……。



 BAD END 7-3

 

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