コブシをニギル
コブシをニギル
コブシをニギル
キミのイチブ
ボクにとってはゼンブ
砂埃にまみれて
じゃりじゃり
口のなかで砂を噛む
その味まで飲み込む必要はないから
コブシをニギル
大人だから偉いの?
勉強ができたらスゴイの?
机上の空論でT・RPG
ゲームマスターぶった素振りで
采配を振る
空振りのコールドゲーム
お付き合いする必要もないでしょ?
だから――
コブシをニギル
振り上げて
かざして
コブシ突き上げて
なかったことになんかしてあげない
昨日、君が泣いたことを知った
陰でひっそり
零した涙 拭って
振り返ったら
無理に笑うけれど
取り繕わないで
笑わないで
飲み込まないで
コブシをニギル
コブシをニギル
キミのイチブ
ボクにとってはゼンブ
振り上げて
かざして
コブシ突き上げて
なかったことになんかしてあげない
キミのイチブ
ボクにとってはゼンブ
コブシをニギル
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます