第29話 ※過去の話
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これ、だいぶ話すのか悩んでいました。暗い話なのでご注意を。また自殺を推奨するものではありません。
私、昔にガンダムSEEDという残酷描写と暴力描写、それに性的描写のある作品を友達(男)に勧めたことがあるのです。その友達との会話を聞いていた女性がガンダムSEEDを見たらしく、私のことを「人殺し」「お前は世界を壊したいのか」とまで言われました。
それが未だに納得できずにいます。
全話を見ての反応らしく、自分の中に溢れた感情に振り回されているように感じました。
ガンダムは私の中でも好きな作品で、ロボットが出る以外に戦争という重いテーマを取り扱っているのが一般的だと思います。
そして一話を見ただけで残酷なシーンがあることが分かると思うのです。
にも関わらず自分に合っていない作品を見ること、戦争に対する考え。
どれもが間違った解釈をしており、とてもじゃないですが、精神がすり切れてしまいました。
その悪口を言ってきた彼女は恋人でした。
それも恋人になったあとで、そんな悪口を言ってきたのです。
私はそれが嫌で、別れ話を持ち出したのです。
ですが、次の日。
私はショックのあまり記憶喪失になり、彼女に関する記憶をほとんど失っていました。
それから少し経って二年。結局付き合ってはいない、という記憶でいた私に、彼女から電話がありました。
そこで「なんでこんな奴のことを好きになったんだか……」とか。記憶喪失以前の言葉を使い、思い出させようとしてきたのです。
男友達が仲介役を担っていたのですが、その男友達が引いていたような空気感でした。
そこの電話で私は「人殺しと言った相手と会いたいと思う?」と訊ねると、間髪入れず「ない」と言っていました。
そのあと、「あ」という言葉とともに「もういい」と言ったのです。
もういい、はこっちのセリフだろうと思いました。
話は変わりますが、私は小学一年でお別れ(転校)した男子と友達になり、帰ってきたらまた遊ぼうと約束した友達がいました。
それから十年ほど。
私は両親が離婚し、慣れない家事や勉学で疲弊していました。
彼のことを忘れていたわけじゃありません。
でも彼とは結局会話をすることなく終わったのです。
恋人だった人はその彼を死んだと言い含めてきたのです。もちろん嘘だったのですが、精神的に疲弊していた私はそれを真実と思い込んでしまいました。
そんな彼女に対する失望感。
電話での応酬はどんどん悪化していくばかり。
ちなみにこの頃、雑誌で「落ち込んでいる人には怒らせるようなことを言えばいい」みたいなふざけた情報が流れていたそうです。
怒らせて立ち直る人なんていません。怒ることはむしろ疲れるので、精神的疲弊が残るばかり。それを掲載した雑誌社もですが、信じる人も信じる人です。
と、そんな事があり、彼女は電話を終えると、自殺をしてしまったそうです。
このことで、私はずっと引っかかっており、今でも自分のせいだと責め続けています。
でも、私は小説を書き続けます。生きていきます。
エゴかもしれませんが、私は生きてみんなの未来を切り開く。
過去から学び、今を生き、そしてそれを未来へとつなげる。
きっとそれでいいのかもしれません。
私には命を吹き返すことも、過去を変えることもできませんでした。いやこれからもできないのでしょう。
だから過去を受け入れて、少しずつ前に進めば、みんなも理解してくれる。みんなも歩き出せる。
そう思っています。
辛い過去を背負っている人は大勢いらっしゃるとは思いますが、みんなも前に進めると願っています。
もう人死にのでない、優しくて暖かな世界へ進むことを祈っています。
自殺では何も解決できません。人を苦しませるだけです。
だからみんな生きてください。今は辛くとも、他人の気持ちを考えたら、そんなことはできないのです。
みんなを困らせないで欲しいです。
私はまだ悲しいし、辛いですが、小説で、仕事で、発散し、みんなの支えがあって生きています。
ですから、どうか生きてください。
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