第110話 携帯電話の普及前( ´艸`)

 このエッセイは、携帯電話がショルダーバック状だった頃から始まっています。

 ポケベルはありますが、メッセージ機能が微妙だった時代……

 寮生同士、ちょっとした伝言のやり取りは教務前のガラス窓を使っていました。

 新入社員研修で仲良くなったのに、番が分かれて生活時間が真逆になった友人同士とかあるんで……

 メモに書いて、宛名を書いて、内容はほかの人に読まれないように紙を折って、で、教務の窓に貼っていきます。

 寮生である以上、1日数回、確実に通る場所が教務前でした。

 駅の伝言板システムですね。

 『宅急便が来てるから取りに来い』とか、『〇〇さんから電話あり、すぐかけなおせ』とか、私達も使っていました。

 教務は『年中無休・24時間営業』じゃないので、これが1番早く連絡できる方法でした。

 今の若い子だとピンとこない。

 個人情報云々の観点からも今にして思えば『?』マークの付く、ちょっと懐かしい、アナログなお話でした。

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