むかしばなし（今風に言えば『若気の至りで塾の講師を首になった私を、拾ってくれたのは平成だけど昭和レトロな企業内高校だったので、免許がないけど教師をしてみた件』）

第1話 まずは時代考証など

　えー、普段は小説を趣味で書いている私です。

　普通とは何をもって決めればいいか、わかりませんが…

　いい加減なので、流されるまま気の向くままに、ちょっと変わった仕事を経験しております。いつかネタにしようと思う内、歳を重ねてこらえ性はなくなるし、ワープロは壊れるし…

　旬が過ぎて一周回った気がする今日この頃、いっそエッセイにしちゃおうかと思い立ちました。

　で、企業内高校。

　多分30代くらいの人までは『え？』って感じでしょうし、40代くらいから『実は私も行っていた』という人がいるかもしれないけど非常にレア、50代でも知らない人が多いかな？

　『えっ！？優秀な人だけがいける超うらやましい学校じゃん』と騒ぎ出すのは70代以上。

　私がそれをしていたのは平成の前半、バブルははじけたけれど微かに好景気の余韻の残る頃から、完璧不景気に突入した頃でした。

　携帯電話は肩掛けタイプ（今考えれば完璧馬鹿…と言うか、持っている人を見世物みたいに盗み見てた）からポケベルを経由、最後の方は2つ折りはまだだけど今と大差ない電話機が生まれていたな、もちろんスマートフォンは無かったけれど。

　ま、細かい間違いは流して下さい、記憶が頼りなんで。

　そう言えば、あのポケベルのメッセージ機能も凄かったですよ。

　1112324493

　確かこれで『あいしてる』だったような。

　変に冷めたところのある（まだ若かったのに…）私自身はやっていないので確証はないのですが、寮生が夢中でやっていた。公衆電話（←これも時代だね）に10円入れて、高速でボタンを押す。人によっては入力が速過ぎて、10円が返ってきたという都市伝説があるくらい。

　あとヤンチャ女子のスカートは、初期は足首までのロング、後期になるとパンツが見えるレベルで短くなります。ギャル文化への過渡期だったと思います。

　私自身はロング世代なので、制服の裏にチラチラ紫の裏地が見える、あのセンス、困ったことに大好き過ぎる。

　でも町並みは今と大差ないし、朝のテレビ小説になれるくらいは古くないし、そんなに構えなくても理解できると思います。

　よろしかったら、むかし語りにお付き合い下さい。

　では、また。