番外編・第十五話の裏話
ここは、サクヤが作った地下牢…
サクヤは、三人の誰かが捕まった際のシナリオを打ち合わせしていた。
「主人様、我々はどうしたら良いですか?」
「ユウトの場合は…ローアン、お前が相手をしろ! もう…ここを責めたら嫌がって悲鳴を上げる様な場所を責めろ!」
「主様ったら、ボクの好みを解っていらっしゃる♡」
イケメンのローアンは、頬を赤くして舌なめずりをした。
まぁ、ユウトの場合は…妙なトラウマが残るだろうが、捕まったアイツが悪いとしよう。
ミクとマミが捕まった場合は…?
「ミクとマミが捕まった場合は、まずお前達三人の誰かがダークストーカーのダークローパーから拷問に近い攻撃を受けるのだが、エロ目的ではないので安心しろ。」
「主様、我等は卑猥な目的の為に使われますが?」
「そうだな…? くすぐり攻撃に悲鳴で答えてくれ…但し、喘ぎ声は出すなよ!」
「それは…難易度が高くて萌えますね!」
「ただくすぐられて…そのままでは芸がないな。 ダークローパーって、確か何か放出しなかったっけ?」
「白く濁った肌の艶をだす…乳液みたいな物を吐きます。」
「なら、ある程度の悲鳴の後に解り易い音と共にたっぷりと掻けてやれ!」
「なるほど、我等が卑猥な攻撃をされて男の精の様な物をかけられた状態で牢屋に戻れば、人間の女なら不安を覚えますね!」
「あの2人は処女だろうしな。」
多分…まぁ、マミは明らかに処女だろう…ミクは、良く知ったかぶりをするが、経験は無いだろう。
本か何かの知識をひけらかしている…そんな節がある。
「2人のどちらかが捕まった場合は、ダークストーカーが壁側に集まってから服を脱がされてダークローパーのローションマッサージを眺めるという感じで。」
「確かに…恥じらいのある女だったら、さぞ屈辱的に思うでしょうね。 まぁ、我々は人間の女には興味ありませんが…」
「見た目は人間だが、中身は魔物だしな。」
「えぇ…ゴブリンやオーク共も、人間の女を顔では判断していませんからね。 奴等はメスであれば誰でも構わずですが、我等には人間そのものが興味ありませんので。」
「種族間の違いというのも面白いよな?」
「我等ダークストーカーにもオスとメスはありますが…オスは同族のメスにしか興味ありません。 もしや主様も我等のメスに興味がありますか?」
「いや、正直言って…黒いモヤが人型で揺らいでいる様にしか見えんから、それがオスかメスどちらかと聞かれても解らん!」
「左様ですか…」
ダークストーカーもそうだが、ディライトストーカーも人型でない時は、男と女の混じった様な声を発するから、オスなのか、メスなのかが良く解らん。
「まぁ、作戦はそんな感じで…後は細かい事は後で指示をしよう。 さすがに早くに捕まる事は無いと思うしな!」
「そこまで人間も愚かではないでしょうしね!」
「「「「「あははははははは……!」」」」」
この数時間後…
俺の予想に反して、三人は捕まっていた。
しかも計画をしたその日に…
これが、シナリオの打ち合わせの話であった。
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