第4話 『人喰いごき軍団の装備』 2


 特殊装備


 ① 重力波通信機  


 非常に高性能な通信機である。障害物に妨げられない。人類は、やっと重力波の検出ができた、というレベル。なぜ、ごきがこのようなものを持っているかというと、宇宙ごきからのクリスマスプレゼントで、提供されたからである。秘話通信機能付き。二台しかないし、大きすぎるので、大切にしまっている。普段は、人類並みのデジタル通信機を使っているが、それでも、普通ごきには大きすぎるが、人喰いごきなら背中に背負って移動できるので、現役。うっかり多用すると、人類電波管理局に目をつけられてややこしくなるので、控えめにしている。



 ② 物質消滅銃


 あらゆる物質を、安全に、ばらばらに分解してしまう。大量のエネルギーが必要なため、まだ、携帯するには無理があり、試験段階である。うっかりつかうと、やましんちが壊れると考えられる。地下のごき研究所に置かれている。



 ③ 物質転送装着


 物質を、そのまま、遠方に瞬間移動させる。


 宇宙ごきが、お中元でプレゼントしてくれた。


 しかし、ごき大将が、まるで信頼していないため、一回も使われたことがない。


 また、そもそもこいつも、大量の電力が必要で、もし使ったら、やましんちが即停電する。



          つづく


 

 

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