4.闇に囚われて

闇の世界に生まれた人間は必ずしも生きることが

正義な訳では無い。

強いて言うならば命を奪う仕事だからだ。


みんな言うんだ。

「あんな餓鬼が幹部なんて有り得ない」

うるさい。

お前らには関係ないんだ。

でも、こんなことを言った時点でこいつらの首は飛んでいる。

「中也…?」

今の一瞬で首が吹き飛んでいた。

こんなことが出来るのは森さんとエリス嬢か、中也しか居ない。

「あのクソ野郎ども、最年少幹部サマをバカにしやがって」

中也がもう死んでいる元は人間だったものに対して悪態をついている。

こんな簡単に人は死ぬんだ。

なのになんで僕は死ねないんだろう。

「心を殺して、自分を殺す」

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