「超次元おとなりさん」ジヲ
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/watch/sm40352653
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=4lPDZPRve-E
作詞:ジヲ
作曲:ジヲ
編曲:ジヲ
歌唱:音街ウナ・ジヲ
次に紹介したいのはこちら『超次元おとなりさん』である。先の『Reboot』に続き、ボカコレ2022春に投稿された作品である。この楽曲もまたボカコレにおいて注目された作品の一つであるが、その特徴として、この作品が「VOCALOIDと歌ってみた」作品であることが挙げられる。
勘の良い方はすでに気づいているだろう。この楽曲の歌唱を行っているのは、VOCALOIDの音街ウナとボカロPのジヲである。楽曲の制作を行ったジヲ自らがマイクを握って歌っているのだ。ボカロとボカロPがデュエットする異色の楽曲となっている。しかしながら、「VOCALOIDと歌ってみた」に該当する作品は決して少なくない。有名なもので言えば、みきとPの『ロキ』がそれに該当する。他にもヒャダインの『Choose Me』などが挙げられる。では、この『超次元おとなりさん』の特徴はどのような点にあるのだろうか。歌詞をまずは見てもらいたい。
『「おはよう!」』
「朝日で起きた」
『晴れた日の景色は明るいね』
「太陽ってさ、どうしてこんなに気持ちいいんだろうね」
『日光って人間に幸せホルモンを与えてくれるらしいよ』
「へ〜、そうなんだ!」
『ちょっと検索しただけだよ』
「ホント、なんでもわかっちゃうんだね」
『たしかにそうかも。でもね、』
これは1番のAメロ(?)にあたる歌詞である。見てもらえばわかる通り、会話形式の歌詞となっている。この会話を2人で行っていることは、この曲の最大の特徴であろう。会話を楽曲の構成に組み込む発想には驚いた。また、決して難しい会話をしているのではなく、ちょっとした日常のことを話しているという点には、着飾らない美しさを感じる。またサビのフレーズにも同様の良さを感じているので、合わせて掲載したい。
「君と未知の世界のお裾分けし合おう!」
互いの見ている世界のことをちょっとずつ教え合う会話であったが、これを「世界のお裾分け」と表現するのは、なかなか詩的で美しいと感じた。
メロディも弾むようなピアノサウンドとパーカッションを中心に構成されており、歌詞の美しさを一層引き出している。まるで2人の心がシンクロして踊っているかのようなリズム感があり、聴いていて非常に心地良い。数あるボカコレ楽曲の中でも、聴く価値の高い楽曲の一つである。
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